目の前にやらなきゃいけない仕事がたくさん溜まっているのに「なんとなくやる気が出ない」こういう時って誰にでもあると思います。
頭の中では「やらなきゃ」と思っているのに、「やる気が起きない時」はどうすればいいのでしょうか?
今日はそんなときに試して欲しい「やる気を出す方法」についてお話をしていきますね。
しかし、その前に、やる気が出ない代表的な理由を3つご紹介しておきます。
理由その1 やること・考えることが多すぎる
「やること」や「考えること」が多すぎて頭の中が混乱していると、気持ちは焦るものの、気分が乗らず手が動きません。
こんなときは、「やること」や「考えること」を紙(パソコンやスマホでもOK)に書き出して視覚化します。
そして書き出した「やること」や「考えること」に処理していく順番を決め、番号を振っていきます。
この作業を行い、紙等を見ることで不思議と頭の中がすっきりして先に進んでいくことができるようになります。
理由その2 うまくできない・失敗するだろうと考えている
これから取り組むことに自信があれば、作業はどんどん捗ります。
しかし、
「どうせうまくできないだろう」
「どうせ失敗するだろう」
このような考えがある場合は気分が乗らないのでやる気も起きません。
うまくできなくても、失敗してもいいから、「とりあえず精一杯チャレンジしてみよう」このように「考え方のシフト」をするのがポイントです。
理由その3 体調が優れない
当たり前の話ですが、体調が悪ければやる気も当然起きません。
体調が悪い原因には、「病気」「睡眠不足」「食べ過ぎ」「飲み過ぎ」「強い悩み」などが考えられます。
重要な仕事が控えている場合には、その数日前から体調を整えることに留意しておく必要がありますね。
以上、やる気が起きない代表的な3つの理由をご紹介しました。
では、次に「やる気を起こす方法」を2つご紹介しますね。
とにかく取り掛かる。少しでもいいので手を動かす
東京大学薬学部教授で大脳生理学の脳研究者である池谷裕二氏は次のように言っています。
「やる気というものは存在しない。人間は、行動を起こすからやる気が出てくる生き物」
「へ~そうなんだ!?」って感じですよね。
あなたは「作業興奮」という言葉を聞いたことがありますか?
作業興奮とは、興味のないような作業でもやっているうちにやる気や集中力が出てくることです。
これは、ドイツの心理学者エミール・クレペリンにより名付けられました。行動してから、5分から10分でやる気が高まると言われています。
やる気が高まるそのロジックは、作業を始めて筋肉を動かすと、脳の側坐核という部位が反応をして、一定以上の刺激を受けるとアセチルコリンという神経伝達物質を分泌します。
このアセチルコリンという神経伝達物質がやる気を起こす鍵だったんですね。
とにかく少しでもいいので「動く」ことがポイントなんです。
・報告書を作成するなら100文字だけ書いてみる
・プレゼンテーションの構成案を練るなら5分だけデータを収集してみる
やってみると分かりますが、実際に取り組むと、当初考えていた分量よりも多い作業量をこなすことができる場合がほとんどです。
100文字だけ書いてみようと思って取り組むと500文字くらいは書けたりします。また、5分だけデータ集計しようと思っていたのが気がついたら15分経っていたなんてことも起こります。
「やる気が出ないなぁ~」と思ったら、それ以降はあれこれ考えることはパッと止めて、とにかく作業を始める。
大事なことなのでもう一度書きますね。
「やる気が出ないなぁ~」と思ったら、それ以降はあれこれ考えることはパッと止めて、とにかく作業を始める。
このことを覚えておきましょう。
何でもいいからとにかく体を動かす。
あれこれ考えない!
これが大きなポイントですね。
気分が乗ってくる・高揚する音楽を聴く
音楽には人の気分を左右する力があります。
あなたは掃除をする時に、自分の好きな曲をかけて、気分を乗せてから掃除をした経験はありませんか?
しっとりとした寂しい曲を聴けばそういった気持ちになりますし、元気が出るようなアップテンポの曲を聴くと気分も明るくなってきますね。
この作用を使ってやる気を高めましょう。
YouTubeの検索ボックスに「やる気を出す曲」と入力し検索するとたくさん出てきますから、それを利用すればお金もかからないし、いろんなバリエーションが楽しめるので便利ですね。
いかがでしたか?
ぜひ、今後の参考にしてみてください。
私は
「やる気というものは存在しない。人間は、行動を起こすからやる気が出てくる生き物」
この言葉を書いた紙をパソコンに貼ってます!
作業が捗りますよ!