梅雨

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梅雨と暑さ、季節特有の悩みや気分を逆手に取ったPRキャンペーン他1記事

じめじめとした空気が肌にまとわりつく梅雨の季節がやってきました。

昔は「早く梅雨が明けないかな~」と思っていましたが、最近では梅雨明け後にやってくる猛暑のことを考えると「夏はいらないから一気に秋にならないかな~」と思ってしまいます。あなたはどうですか?

さて、本日の記事は次の2つです。

1.梅雨と暑さ、季節特有の悩みや気分を逆手に取ったPRキャンペーン
2.HIPHOPで地域創生プロジェクト

梅雨と暑さ、季節特有の悩みや気分を逆手に取ったPRキャンペーン

日本には四季があることでそれぞれ4つの季節を楽しむことができます。四季の移り変わりに沿って自然も変化することで風情を感じることもできます。

しかし、最近では異常気象が続き、風情を楽しむどころではなくなってきた感もありますね。

梅雨や猛暑の時期は消費行動が鈍りがちですが、この季節特有の悩みや気分を逆手に取った販促キャンペーンを実施して消費喚起を促している企業もあります。このパートではそんなキャンペーンを3つご紹介します。

松屋

私は、松屋に週に2回はお世話になっていると思います。牛丼屋というイメージが強いかもしれませんが、私の中では「定食屋」というイメージです。次々と新しい定食のメニューが出るので飽きることなく通うことができます。さて、そんな松屋が「X(旧Twitter)」限定で『雨の日クーポン』を発行しています。

6月10日、関東地方は梅雨入りしましたから、このクーポンをゲットできる確率が高くなりましたね。

実際に雨が降らなくてもこのクーポンはゲットできます。気象庁が朝5時と夕方17時に発表した天気予報をチェックし、当日のお昼、もしくは夕方が「雨の日」に該当する場合は6時30分、17時30分に『雨の日クーポン』が配信されます。最大で70円引きになりますから、大きいですよね。

このキャンペーンの詳細は下記からご覧いただくことができますので、チェックしてみてくださいね。

https://www.matsuyafoods.co.jp/rain_cp/

松屋浅草店

次は同じ「松屋」でも百貨店の松屋のキャンペーンのご紹介です。

雨が降ると、至急必要なものでなければ、わざわざ百貨店に買い物に行く人というのは減るでしょう。松屋浅草店では、6月1日から6月30日までの期間、雨天の客数減少への対応策として『雨の日サービス』を行っています。

「お弁当100円引き」などお得なサービスがたくさんあります。サービスの詳細は「松屋浅草店」のホームページでご確認ください。

湖池屋

大手菓子メーカーの湖池屋は、6月2日から7月26日までの期間限定で、人気スナック「すっぱムーチョ」の特別パッケージ(熱中症予防を呼びかける)を全国で販売するそうです。

スッパムーチョ【画像は湖池屋のWebサイトより引用】

この企画は、官民連携で熱中症予防を啓発する「熱中症予防声かけプロジェクト~ひと涼みしよう~」を応援するものとなっています。

プロジェクトのロゴマークをあしらった限定デザインのパッケージを通して、おいしく楽しく夏の健康課題への意識を高めてもらうことを目指しているとのこと。

“すっぱくてうまい”が特徴の「すっぱムーチョ」も、夏が需要期の商品であり、熱中症予防声かけプロジェクトの活動との親和性も高いことから、熱中症予防声かけプロジェクトロゴマーク入りパッケージの発売が期間限定で実現したそうです。

以上、3つのキャンペーンをご紹介しました。

HIPHOPで地域創生プロジェクト

この記事を書いている私は、徳島県三好市池田町という町の出身です。四国の中央に位置し、山間のなんにもない町です。人口減少もかなり進んでいて今では、20,674人(2025年5月1日時点の推計)です。

私が高校生だった頃にあった書店(2店舗)や映画館(1館)も現在ではなくなってしまい、本当になんにもない町になってしまいました。寂しい限りです。しかし、徳島県三好市は、西日本や四国を代表する雄大な自然と歴史文化が息づく土地でもあります。

三好市には、日本百名山の一つである剣山や、日本三大暴れ川として知られる吉野川といった、西日本や四国を代表する山々や河川が揃っています。

吉野川【写真は吉野川】

さらに、美しいV字谷を形成する大歩危峡、貴重な高層湿原である黒沢湿原、そして紅葉の名所として名高い竜ヶ岳など、変化に富んだ豊かな自然景観に恵まれています。

自然だけでなく、歴史や文化も深く根付いています。四国霊場第六十六番札所である雲辺寺は、標高900メートルを超える山頂に位置し、「遍路ころがし」と呼ばれる難所の一つです。また、平家落人伝説が残る祖谷のかずら橋は、シラクチカズラを編んで作られた珍しい吊り橋で、その歴史を感じさせます。これらの歴史的文化遺産が、三好市の魅力を一層引き立てています。

さて、このような徳島県三好市の魅力を世界に発信する新たな試みとして、三好市にサテライトオフィスを構える東京のマーケティング会社「Limited Members Associate株式会社」がプロジェクトを始動しました。

このプロジェクトでは、地元に根ざした企業、HIPHOPという現代的な音楽スタイルを用いて地域の活性化を図ると共に、三好市の魅力を国内外に広くアピールするユニークな取り組みとなっています。

HIPHOPを歌うのは、地元発のHIPHOPグループ『Miyoshi DOGGs』

このプロジェクトは、シリーズ化されていて、第一弾のミュージックビデオ『Miyoshi Love』が2025年2月16日に公開されています。現在は第三弾が6月3日に公開されています。歌のテーマは「かずら橋」

かずら橋とは、日本三奇橋の一つとして知られる伝統的な吊り橋で、平家一族が源平合戦に敗れて祖谷に移り住んだ際に、追っ手から逃れるためにいつでも切り落とせるよう植物で作ったという伝説があります。昔は深山渓谷地帯の唯一の交通施設でした。

以下に「かずら橋」と動画を貼っておきますのでご覧ください。

かずら橋【写真はかずら橋】


こういった地域活性化のプロジェクトは尻すぼみになってしまうことが多いように感じるので、是非継続し、さらに大きな地域活性化プロジェクトへと発展させていって欲しいと思います。

本日も記事をお読みいただきありがとうございました。

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