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「個人間で簡単に寄付をし合える」プラットフォームがオープン他1記事

「個人間で簡単に寄付をし合える」プラットフォーム『kifutown』が7月24日にオープンしました。

『kifutown』は、株式会社ARIGATOBANKが運営し、同社は「お金に困っている人をゼロにする」をビジョンに掲げ、人と人とが応援し合い、励まし合える社会を作るためのサービスを提供する会社だそうです。

なんだかすごいミッションですね!

『kifutown』は、あの株式会社ZOZOの創業者である前澤友作氏がTwitter上にて行った、総額約32億円、延べ人数25,164名、期間にして約2年半に及ぶ、お金贈りプロジェクトに端を発して生まれたサービスだそうです。

前澤氏が自身のTwitterのフォロワーの人にお金贈りを行っていたことは、一時マスコミを凄く沸かせました。前澤氏はご自身のことを「お金配りおじさん」と云っていましたね。

この記事を書いている私も前澤氏のTwitterをフォローしているので「いつかは自分も貰えるのか?」とワクワクしたことを覚えています(笑)

前澤氏がなぜこれほどのお金を持っているのかというと、2019年9月12日、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOの保有株式の大半をソフトバンクグループ傘下のヤフーに売却したためです。

この売却によって前澤氏が手にした売却益は2000億円超と言われています。「証券や不動産を含めることなく2000億円を超える現金をもち、それを自由に使える個人は、日本では前澤氏以外にはいないのではないか」とも言われていますね。

いや~しかし凄い額ですね。

さて、この『kifutown』の具体的な用途ですが、寄付をしたい人が、「目標に向かって何かを学びたい方100名に50,000円の寄付」など、自由にテーマを設定し、プロジェクトを作成することで、寄付を受けたい応募者を募集することができます。

寄付を受けたい人は、プロジェクトに応募し、抽選を経て、寄付金を受け取ることができます。

結果、「何かに挑戦したいがお金に困っている人と、挑戦者を応援したい人をダイレクトに繋ぐことで、お金に困っている人には挑戦のきっかけを提供でき、お金を寄付した人には従来の寄付に比べ、特定の個人を直接応援することによるやりがいや満足感、当選者からの感謝のメッセージなどを提供することができる」ということらしいですね。

また、Twitterとの連携により、寄付プロジェクトを通して、寄付者の活動や告知などのPRの場として使うこともできるそうですよ。

しかし、「寄付をしたい人が寄付を受けたい人を探す」というのがなんともユニークというか不思議な感覚ですね。

一般的には、「寄付を受けたい人が寄付をしてくれる人を探す」という形だと思います。

あくまで個人的な意見ですが、赤い羽根募金、あしなが育英会、ユニセフなどに寄付をする人は多くいますが、「頑張っている人を応援したいから寄付をしたい」って考える人はそんなに多くいるとは思えないですね。

『kifutown』にどのような寄付者が現れるのか興味がありますのでしばらくはその動向を見守ってみたいと思います。

改めてTwitterの拡散力を知った事例

Twitterが登場する前は、自分の意見を広く世の中に拡散させることができるのは芸能人・文化人などの所謂、有名人に限られていました。

しかし、Twitterの登場によって全く無名な、普通の一般人でも自分の意見・思想を広く世間に広めることが可能になりました。

これはとても画期的なことですよね。

記憶に新しいのが、今から5年前、ある主婦がブログに「保育園落ちた日本死ね!」の書き込みを行いました。

これは、子供を保育園に預けようと申し込んだにも関わらず、抽選に漏れてしまったため、働くことができなくなった主婦の方がその憤りをブログに書き込んだものです。

そして、この書き込みを読んだ人がTwitterでそのことをツイートしたことが発端となり、Twitter上でこのブログの書き込みに対する賛否両論の意見が巻き上がりました。

このことは以前から社会問題となっていた「待機児童問題」を改めて強く浮き彫りにする結果となり、マスコミはこの事を頻繁にテレビや雑誌・新聞などで取り上げることになり、最終的には国会にまでこの問題は波及し、議題として取り上げられることとなりました。

この出来事はTwitterの威力を十分に表していると言えるのではないでしょうか。

さて、最近もこの Twitter の威力を感じる出来事が起こりました。

それは鳥取県の米子松蔭高校野球部の「2021年夏の甲子園予選大会」の辞退問題です。

高校野球

米子松蔭高の、野球部ではない学校関係者に新型コロナ感染者が出たことにより、野球部が県大会を辞退することになりました。

この感染者と野球部員に接触はない上に、抗原検査を行った部員ら全員の陰性が確認されていましたが、大会出場を辞退ということになったのです。

しかし、出場辞退決定から一夜明けた翌日、米子松蔭高校野球部の主将が次のような訴えをTwitterに投稿しました。

「試合もできずに、このまま終わってしまうのは、あまりにも辛いです。何とか出場する道を模索して頂けませんか?」

このツイートを見た人たちからは、「米子松蔭高校野球部を大会に出場して出場させてあげて欲しい」とのツイートが多く上がるようになり、自民党の石破茂元幹事長のツイッターにも助力を求めるコメントが投稿されました。

また、大阪府の吉村洋文知事も18日にツイッターで「これで終わり、はあまりに酷すぎる。」と対策を求め、「鳥取の権力者の皆さん、なんとかしてあげて下さい」と訴えていました。

この結果、鳥取県高野連会長は、米子松蔭高校の不戦敗を取り消し、7月21日に境高校対米子松蔭高校の試合を開催することを発表しました。

もし、Twitterというものがなかったら、米子松蔭高校野球部員は、悔し涙を飲んでいたことになったでしょう。

米子松蔭高校・野球部の主将は、大会復帰出場に関して、ツイッターで次のようにコメントしました。

米子松蔭高校野球部を応援してくださった方々へ
皆さんのおかげで僕たちは大会に出場することが出来ました。感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。多くの方々の声援を胸に感謝の気持ちを忘れずに試合に臨みたいと思います。本当にありがとうございました。

米子松蔭高校・野球部の方々にとって今回の出来事は大きな宝物になったのではないでしょうか?

また、彼らの人生に印象深い出来事として一生残ることでしょう。

Twitter は使い方次第では、「毒にも薬にもなる」改めてその威力の強さを感じさせる出来事でした。

本日は以上となります。

お読みいただいてありがとうございました。

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