今年も前半が終わろうとしています。
前半は世界中がコロナ禍で右往左往させられ、経済的に深刻なダメージを与えました。後半もこの影響は継続するでしょう。
後半はウィズコロナの企業活動が求められます。
企業は営業活動、PR・広報活動を変容させることが求められ、コロナ前と同じような活動をすることは難しいでしょう。
特に多くの人を集めて行うセミナーなどでは、十分なコロナ対策を講じる必要がありますが、三密を避けるには、参加者の数を絞る必要があるため、その開催運営は難しいものがあります。
しかしセミナーの場合は、イベントとは違い、必要な情報を参加者に伝えることができればいいので、無理やりリアルの会場で行う必要はなく、オンラインで行っても同じような効果を得ることができます。
そこで本日の記事では、セミナーをインターネットで行う「ウェビナー」をご紹介いたします。
インターネット上でセミナーを行えば3密を避けることができ、コロナへの感染リスクはなくなります。
では、具体的にウェビナーについて見ていきましょう。
ウェビナーとは「ウェブ(Web)」と「セミナー(Seminar)」を合わせた言葉です。
今年3月からのコロナ禍によって、リアル会場でセミナーを行うことができなくなったため、このウェビナーに注目する企業が徐々に増えてきています。
ウェビナーの開催形式
ウェビナーには次の2種類の開催形式があります
1.リアルタイム開催
この開催方法はリアルのセミナーの開催方法とほぼ同じです。セミナー内容に対する質疑応答などは、ウェビナーを行うソフトウェアに双方向でコミュニケーションがとれる機能が付いていますので、それを使い行います。
2.録画配信
この方法はあらかじめセミナーを録画しておき、その動画を配信する方法です。ただ、この方法では質疑応答をすることはできません。
ウェビナーを開催するメリット
ウェビナーを開催するメリットをご紹介します。
会場を確保する必要がない
リアル会場でセミナーを行う場合には、先に会場を確保してから募集を始めます。この際に、何人ぐらいの人数がセミナーに参加するのかを予測し、それにあった大きさの会場を確保することになりますがこれが意外と難しいのです。
実際に募集を行ってみても思うように参加者が集まらない場合もあれば、予想していたよりも参加者が多く来てしまう場合もあります。
その際には、会議室または会場を変更することになります。
同じ建物で部屋だけを変更する場合は、大きな支障はありませんが、開催場所そのものを変更しなくてはいけなくなるケースでは、再度の周知が必要になり、トラブルの原因になることもあります。
費用がほぼかからない
セミナーをリアル会場で行う場合には、会場を借りるための費用と当日参加する人へ配布する資料を用意する費用が必要となります。
しかし、ウェビナーの場合であれば、会場費はもちろんかかりませんし、当日配布する資料も、セミナー中は画面共有をし、終了後はその資料をメール等で添付して送ることで資料を印刷するコストは全くかかりません。
日程の変更が柔軟にできる
諸事情により、セミナー開催日の変更が必要になったとしても、ウェビナーであれば柔軟に対応することが可能になります。
セミナーへの集客がリアルに比べて簡単である
ウェビナーの場合であれば、参加者が住んでいる場所に関係なくセミナーに参加することができます。海外からも簡単に参加することもできます。
また、セミナーへの参加費用も、リアルセミナーであれば会場を借りるコストがかかることから、若干割高に設定する必要があります。
それに比べてウェビナーの場合は、そもそも開催コストがかかりません。参加費を低額に設定することもできますから、集客のハードルが下がることになります。
ツールをどうするか
ウェビナーを開催するためのツールには有料と無料のものがあります。
Google検索で「ウェビナー ツール」と検索すれば、簡単にそのツールを探すことができます。
ウェビナーの開催にコストをかけることができるのであれば、有料のものを使ってもいいと思いますが、無料で使えるZOOMやFacebookライブ、YouTubeライブなども、有料のツールと比べて大きく機能が劣るということはありませんから、まず最初は無料で使えるものから開催してもいいでしょう。
アメリカではウェビナーが積極的に活用されていて、特にリードナーチャリングの手法としては欠かせないものとなっています。
ウェビナーの開催には、ほぼコストがかかりませんので、今後、日本の企業も積極的に開催していくようになるでしょう。