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最近話題のnoteについて

最近話題のnoteをご存知でしょうか?

日本経済新聞社も出資するなど多くのメディア企業から注目を浴びています。

note

【出典:noteより】

noteというものを一言で言い表すのはとても難しいのですが、ブログよりも簡単に情報発信をすることができ、自分のコンテンツを気に入ってくれた人とつながることもでき、尚且、コンテンツを有料で販売することができる、クリエイターのための情報発信プラットフォームと言えます。

意見は分かれるかもしれませんが、私個人は、SNSとオウンドメディアの中間に位置するメディアではないかと考えています。

その理由はオウンドメディアのように自社の顧客になりそうな層が好みそうなコンテンツをアップしつつ、SNSのように訪問してくれたユーザーと交流ができるところにあります。

私自身もnoteの存在については5年ぐらい前から知っていたのですが、俄然注目するきっかけとなったのが、キメラゴン(@kimeragon01)というユーザー名でTwitterをやっている中学生がnoteのコンテンツ販売機能をメインに、月間で「1000万円」を稼いだというニュースを見たときでした。

キメラゴン【出典:@kimeragon01 Twitter

「中学生が月間1000万を稼ぐ!?」

「noteで!?」

「noteってそんなに凄いのか?」

こんな感じで頭の中が混乱したのを覚えています。

<主要なSNSのMAU>

noteの利用者は爆発的に増えてきているので、最近では、企業もnoteに注目していて活用する事例が徐々に増えてきています。

note自体は2014年からサービスを開始していますが、昨年あたりから注目度が急に高くなり、今年に入って一気にブレイクしたという感じがあります。

主要なSNSのMAU(Monthly Active Users)をご紹介すると次のようになります。

Facebookを追い抜きTwitterに迫る勢いで増え続けています。

<noteの主な機能>

1.投稿機能

noteでは5つの種類のコンテンツを投稿することができます。

つぶやき

つぶやきとは、Twitterへの投稿とほぼ同じ感覚で短文(140文字まで)を投稿し、フォロワーとの会話を楽しむための機能です。文字に画像を添えることも可能です。

テキストの投稿

一般的なブログ記事のように、比較的長文のテキストを投稿することで、小説、記事などを作成することができます。

画像の投稿

Instagramのように写真や、自分が描いたイラストを投稿することができます。プロのフォトグラファーやイラストレーターなどが自分の作品を投稿しているケースもあります。

音声

自分で作曲した楽曲、ブログの音声版のような投稿もできます。

動画

動画を投稿することができます。また、これらの動画は YouTubeまたはVimeo限定となっています。

2.マガジン機能

マガジン機能とは、作成した複数のノートを一つにまとめられることを指します。

例えば、音声作品を主に投稿しているクリエイターが、自分のノートを「リラックスしたとき聴くBGM」や「お掃除をするときのBGM」などのカテゴリー別にまとめておくことで、読者に聴いてもらいやすくする場合などに便利です。

また、読者側も、他のクリエイターが作成したノートをまとめられるので、ブックマークがわりにすることもできます。

3.コンテンツの有料販売機能

noteがアメブロなどの無料ブログサービスなどと大きく違うのは、投稿したコンテンツを有料で販売できることです。

通常コンテンツを販売するのであれば、決済する方法を考えなくてはいけません。一般的にはクレジットカード決済になります。企業であればなんら問題はありませんが、個人の場合にはPayPalの一択になります。

しかし、その使い勝手には少々難があり、個人事業主の間でそれほど大きく普及しているわけではありません。

しかし、noteの場合は、決済システムはnote側が用意するので、コンテンツの提供だけに専念することができます。

<企業がnoteを使うメリット>

noteは個人のクリエイターが使うだけではなく最近では企業の広報活動のプラットフォームの場としても注目をされています。しかし、企業がnoteを使い自社の広報・PR活動に活かす明確な手法は確立されていないと言えます。

アクティブユーザー

企業がnoteを使うメリットは次の3点でしょう。

1.アクティブユーザーが多い

冒頭にも記載しましたが、6月時点のMAUは4400万にも上ります。

2.記事や画像を投稿するのに特殊な知識を必要としない

一般的なブログでは若干なりともhtmlなどの知識が必要になることもありますが、noteに記事や画像・動画を投稿するのはとても簡単で、特別な知識スキルを必要としません。

3.ユーザー(読者)との接点がもてる

noteに投稿したコンテンツを読んだり観たりした読者は、その投稿に「スキ」をすることができます。Facebookでいえば「いいね」のようなものです。「スキ」をしてくれた読者とは繋がることができます。

例えば「感謝のメッセージ」を送ったり、フォローをお願いしたりすることができます。こういったリアクションを通じてユーザーとのつながりを深めていくことができます。

TwitterやFacebookのフォローと同じように「スキ」や「フォロワー」の数がアカウントの人気のバロメーターとなります。

<企業がnoteを使ううえでの注意点>

noteはクリエイターが自分のコンテンツを発表するプラットフォームです。

よって、露骨な広報・PR活動はユーザーに嫌われてしまいますので、どのようなコンテンツをアップしていくのかは十分に注意と研究が必要です。

<企業のnoteの活用事例>

企業がnoteを活用している例として「キリンビール株式会社」をご紹介しておきます。

https://note-kirinbrewery.kirin.co.jp/

キリンビールではnoteを「これからの乾杯を考える場」と明確に定義し運営を行っています。

具体的には「乾杯」の楽しさを広く広報すると共に、乾杯好きな方たちをつなげるハブになることを目的としています。

その投稿を見てもわかりますが商品のPR色を抑え実にうまく運営しているのがわかります。

結果、キリンビールというブランドへの好感度もアップし、最終的にはその売り上げにも貢献するでしょう。

<最後に>

noteはいま最も勢いのあるメディアです。しかし多くの企業ではまだ手探り状態。この時期に研究を始めいち早いスタートを切れば、ライバル企業の先を行くことができる可能性は大きいでしょう。

インターネット上のメディアはなんでもそうですが、早く始めるほど先行者利益があります。

「そのうちやってみるか」では手遅れになる可能性が大きいですね。

今すぐ始めてみてはいかがでしょうか?

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