今年の春から、新しい通信規格の5Gがサービスインすることで、今まで以上に動画の重要性が叫ばれています。
平成までは Web 上のコンテンツの中心はテキストでしたが、令和になってからのコンテンツはやはり動画が中心となっていくのでしょう。
動画コンテンツといえばやはり YouTube。
今までは、 YouTube上で活躍するYouTuber の中心は一般の人々でした。
しかし、2年ぐらい前からこの傾向に変化が現れ、今では多くの芸能人、スポーツ選手、文化人などが YouTube 上で自分のコンテンツを発信しています。
その極めつけは、あの国民的アイドルグループの嵐でしょう。
嵐は昨年、YouTube にチャンネルを開設し、現在その登録者数は 253万人となっています。
芸能人の中には、その活躍の場をテレビではなくYouTube上に完全に移行している人も出てきています。
テレビ番組では、スポンサーやプロデューサーの意図に沿った発言や行動をしなくてはいけませんが、YouTubeでは自分が好きなように企画構成できるので、もともと人前で話すのが得意な芸能人にとってはとても良い環境のようです。
コンテンツがテキストから動画に置き換わっていくこの動きは、スタッフブログや社長ブログなどにも波及しています。
最近ではスタッフブログそして社長ブログを動画で配信している会社も多く出てきています。
コンシューマー向けのサービスを提供している事業では、ブログを動画に置き換えていくことはとても有効だと考えられます。
例えば、歯科医院、クリニック、エステティックサロン、美容室など、人の魅力が売り上げなどに関わってくるような業態であれば、積極的に動画コンテンツを発信していくことが集客に直接関わってくるようになります。
しかし動画を撮影することは、とても難しいと感じている人が多いようです。
まずカメラはどうすればいいのか?
そして編集はどうやるのか?
そもそも YouTube にどうやってアップすればいいのか?
色々分からないことが多くて腰が重く、最初の一歩が出ないという人がたくさんいらっしゃいます。
しかし動画を撮ること自体はとても簡単なことですし、 YouTube も全く難しくありません。
そこで今日は、簡単に動画を撮影する方法をご紹介します。
ただ、前提条件があります。
それは次の動画に限るということです。
- 社長ブログ、スタッフブログを動画にした内容
- セミナー動画
- 一般的な自撮り動画
なので、外での撮影や人物の動きのある動画は撮影できません。
よろしいでしょうか?
用意するものは次の2つだけです。
- パソコン(パソコンにカメラがついていない場合は Web カメラを別途購入し、パソコンに繋ぐ必要があります)
- ZOOM(テレビ会議ソフト 無料です。有料版もありますが無料版で十分です)
用意するものをご覧いただいて分かるように、費用は一切かかりません。
会社であればパソコンは100%あるでしょうし、ZOOMは無料で使うことができます。
ZOOMのことを知らない方もいるかもしれませんので簡単に説明をしておくと、テレビ会議に使えるソフトウェアとなります。
使ってみればわかりますが、驚くほど音声はクリアです。
そして相手の顔を見ながら喋ることも当然できるのですが、その映像に関しても非常になめらかで綺麗です。無料でこれだけのクオリティがあるのは驚くべきことです。
またパワーポイントなどのアプリケーションを開いて、それを見せながらプレゼンテーションをしたり、会議をしたりできますので営業に使うことも可能となっています。
ZOOMを使ってテレビ会議をしている人は最近多くなっていますが、ZOOMを使って動画撮影をしてそれを YouTube に上げている人はまだそれほど多くはないと思います。
では、ここから具体的にZOOMを使って動画を撮影する方法をご紹介します。
作業は、たったの2ステップとなります。
ステップ1
Zoom をダウンロードしインストールを行います。ZOOMは次の URL からダウンロードすることができます。
https://zoom.us/
ステップ2
インストールが終わったらZOOMを立ち上げてください。
ZOOMを立ち上げると次のような画面が表示されます。
この中の新規ミーティングをクリックします。
そうすると画面が立ち上がり、その画面に自分の顔が写ります。
この状態で画面の下にある レコーディングというところをクリックすれば録画が開始されます。
あとはあなたが好きなことを喋ればいいだけです。
たったこれだけで動画が撮れてしまいます。
動画は自分のパソコンに保存するようにしましょう。
この方法で動画を撮れば、動画の最初の部分と最後の部分をカットする編集作業も必要なくなります。
いかがでしょうか?
とても簡単だと思いませんか?
iPhoneで動画を撮ることも簡単ではあるのですが、iPhoneの場合は、三脚をつけたり、またiPhoneを置く場所を探したりするのが結構面倒だったりします。
それに比べてZOOMで動画を撮る場合は、パソコンの前に座るだけですから、思い立った時にすぐにしかも簡単に撮ることができます。
思い立ったときすぐ行動できることが継続のコツとなりますので、パソコンとZOOMを使った動画撮影であればいつでもすぐに開始することができます。
テロップを入れたり BGM を入れたりしなくてはいけないと思っている方もいるかもしれませんが、商品やサービスを紹介するような動画であれば、そういったものも必要でしょうけど、スタッフブログや社長ブログなどの動画であれば、特にそういったものは必要はないでしょう。
「いやいや、そうは言っても、背景が雑然としていて、片付けてからじゃないと・・・」
という人もご安心ください。
背景に好きな写真などを設定することも簡単にできます。
例えば、背景を南国のビーチにすれば、そこで動画を撮影したかのようになります。
なので、背景は散らかっていても全然問題がありません。
いかがでしたでしょうか?
自分でしてみると分かると思いますが、とってもとっても簡単です。
是非、この機会に動画を撮影し情報を発信することにチャレンジしてみてください。
ユニークな e ラーニングのご紹介
株式会社ドコモgaccoという会社をご存知でしょうか?
ドコモgaccoは、eラーニング事業を行うNTTドコモグループの企業です。
そのドコモgaccoがユニークな e ラーニング講座(無料)を発表しました。
「昨日まで知らなかった田舎の町が、ちょっと気になってくるeラーニング講座」
「なかなかいいいなか きてみんで徳島県那賀町」
というもの。
5月12日から開講されるということです。
観光や移住先として「徳島県那賀郡那賀町」に興味を持ってもらうことが目的とのこと。
実はこの記事を書いている私も、徳島県出身なんです。
私は徳島県の三好市池田町の出身です。
昔、高校野球が強かった池田高校があるところで、私自身も池田高校の出身です。自分は野球部ではなくハンドボールをやっていました。
私が高校3年生の夏に池田高校は甲子園に出場して、あの荒木大輔が率いる早稲田実業などを下して優勝をしています。
しかし、名物監督だった蔦文也監督が亡くなられてからは、池田高校も甲子園から遠ざかってしまっています。
那賀郡那賀町と三好郡池田町は共通事項が2つあります。
まず、人口の減少に悩む過疎地域です。そして景観行政団体でもあります。
景観行政団体とは、景観法に基づき行為規制等の権限を行使する都道府県・市町村のことで、具体的には都道府県、指定都市、中核市を指します。
さて、話が横にそれてしまいましたね。
本題に戻りましょう。
講座の内容は、移住検討者だけでなく、何となく田舎に興味のある人向けに、那賀町の魅力を動画やクイズ形式で楽しみながら知ってもらうもので、町内にある観光資源や産業、伝統文化などを五つの章に分けて紹介されているそうです。
講師は実際に各分野に携わっている那賀町の住民の方が中心となって担当し、一般的な観光情報では得られないディープな知識を身に付けることができるそうですよ。
興味がある方は是非、無料なので受講してみてくださいね。
詳しいことは次のページで確認することができます。
地域の活性化をeラーニングで図るという、非常にユニークな地域PRの事例だと感じました。
今後、このようなパターンは増えていくでしょうね。