短尺動画

トレンド

ブレイクするか?YouTube shorts

「最強のPRツールは何?」と聞かれたら、おそらくほとんどの人はYouTubeと答えるでしょう。

大企業、中小企業、個人事業、国、地方自治体、非営利団体、大学、高校etc.

これら皆がPR・広報・ブランディングなどの目的でYouTubeを使っています。

同じ動画でもテレビとは違い、撮影から編集までをプロの業者に依頼して作成した綺麗な動画でなくても全く問題ありません。

素人がスマホで撮影した動画がバズったり話題になることはよくあることです。また、その動画がSNS上で話題になればテレビがそれを取り上げ、更にTwitterなどで拡散され一気に認知度が高くなることも珍しいことではありません。

YouTubeの魅力は、なんと言ってもスマホ1台あれば、今日すぐに始めることができ、1円も使うことなく動画を公開できるところでしょう。

しかし、

「YouTubeがPRに効果的というのは分かっている」
「でも、動画のシナリオや構成を考えるのが大変」
「撮影後の編集が面倒じゃないのか?編集ソフトの使い方も覚えないといけないし、大変そうで。。」

このような考えが浮かんできて、なかなか一歩を踏み出せないPR担当者の方も多いのではないでしょうか?

確かに10分程度の動画を作成する場合、その構成、シナリオを考え、撮影後の編集までを行うのは一苦労でしょう。

普段の業務以外にこれらの作業時間がプラスされることを想像しただけで「う~ん。。」ってなってしまいますよね。

特に、編集にはかなりの時間が必要とされますからね。

しかし、作成する動画の時間がわずか1分だったらどうでしょうか?

なんかすごく気が楽になりませんか?

1分の動画を作成する場合、構成やシナリオを考える労力は大きく軽減されますね。編集もほとんど必要ありませんし。

逆に動画で伝える内容をかなり絞り込まないと1分には収まらないでしょう。

ここ数年、TikTok、Instagram、17LIVEなどのプラットフォームに投稿されるショート動画(数秒から1分程度)が人気です。

特にTikTokは国際問題になるほどの存在感を放っています。

このような状況を受け、追随するようにYouTubeもショート動画のサービスを開始しました。

その名称は「YouTube shorts」と呼ばれ、TikTokやInstagramのように短い縦動画を投稿できます。

動画の再生時間は最大で1分です。

下記の画像がYouTube shortsの実際の動画です。

https://youtube.com/shorts/cd0Fy92_w_s?feature=share

「何かを深く知りたい」または、「ある特定の芸能人」、「スポーツ選手」に興味があるなどのときは長時間の動画を観る人もいるとは思います。しかし、YouTube動画の平均視聴時間は「約5分」と言われ、長い動画は観られない傾向にあります。また、ちょっとした暇な隙間時間を埋めたいときは、短い動画の方が便利ですね。

YouTube shortsは、今年ローンチされたばかりですが、既に世界中で1日あたり65億回も再生されているそうです。凄い数です。

PR、広報、ブランディング、マーケティング目的で動画を作成しアップロードしても、その動画を観に来る人は、最初からその動画を観る気満々で来るわけではないので、離脱率が大きくなります。

しかし、1分の動画であれば最後まで閲覧してくれる可能性も高くなるでしょう。

次にYouTube shortsの特徴を挙げておきます。

・動画の時間最大60秒
・画面は縦長
・視聴はYouTubeのアプリからで、画面下段にある「ショート」をタップ
・画面を遷移させるには、右から左または下から上へスワイプ
・通常のYouTubeの動画と同じように「高評価ボタン」「低評価ボタン」「コメント」機能あり
・動画の撮影はYouTube shortsの画面にあるカメラマークをタップするだけ

では次にYouTube shortsに取り組むメリットを挙げておきます。

メリット1:競合の参入が少なくブルーオーシャン状態

YouTube shortsが日本で利用できるようになったのは2021年7月13日からです。よってこのプラットフォームにビジネス向けのショート動画を投稿してる事業者は少ないのが現状です。インターネットの世界は「先行者利益」が大きく働く世界ですので、今が大きなチャンスと言えますね。

メリット2:投稿に手間がかからない

先程も書きましたが動画の再生時間が上限1分なので気持ちを楽に持って取り組むことができます。また、撮影もスマホで行いますから、撮影スタジオも特別な機材も必要ありません。ショート動画は作り込まれた感じがするものよりも、自然な感じの、素の雰囲気が漂うものの方が好まれますから特に凝った編集を行う必要もありません。

メリット3:チャンネル登録者を増やしやすい

YouTubeは現在レッドオーシャンです。

強者がたくさん存在しており、また、芸能界で活躍していた人や現役でバリバリ活躍している人も多く参入しています。そのような場所でチャンネル登録者数を増やしていくのはかなりの努力と戦略が必要となります。

それに引き換えYouTube shortsは始まったばかりですから、まだ強いプレイヤーが少ない状況です。

また、YouTube ショートは、不特定多数のユーザーにリーチするように設計されています。そのため YouTube よりも自分の動画を多くの人に知ってもらう可能性が以前よりも増えていると言えます 。

よって、チャンネル登録者を伸ばしやすい傾向にあると言えます。

TikTokやInstagramもそのサービスがローンチされた時は、多くの人が「こんなものはビジネスには使えない」と言ってなかなか取り組もうとはしませんでした。

しかし、今やこれらのツールを使って大きなPR効果を得て、売上を上げている事業者はたくさん存在します。

「まずはやってみる」

やってみてから「継続するかどうかを考えてみる」ということでもよいのではないでしょうか?

本日はお読みいただいてありがとうございました。

オートバイ東京都がEVバイク普及イベント開催前のページ

福島市がUFO研究所の新規事務局職員を全国公募!次のページ宇宙人

関連記事

  1. コンプライアンス推進委員会

    トレンド

    コンプライアンス推進委員会の作り方

    本日の記事では「コンプライアンス推進委員会の作り方」をご紹介します。…

  2. トレンド

    2019年はAmazon広告に注目

    大手企業の広告費の投下先が、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌から、インターネ…

  3. 短尺動画

    トレンド

    TikTokはなぜ人気があるのか?

    中国発のスマホ用短尺動画共有アプリのTikTokが大人気です。…

  4. トレンド

    2017年のヒット商品予想

    今年も残すところあと40日と少し。一年って本当に速く過ぎていき…

  5. オンラインコンテンツ

    トレンド

    5Gサービスがネット上のコンテンツに与える影響

    『ネット上のトラフィックの全90%以上がすぐにオンラインビデオになるだ…

  6. トレンド

    うどん県「香川県」を盛り上げるYouTuber他1記事

    飲食店経営者が自店をPRし、お客様を増やす方法を考えたとき、真っ先…

最近の記事

  1. フリーランス
  2. MEO
  3. ガリガリ君
  4. ペヤングソース焼きそば
  1. ツール

    広報・PRの仕事をする際に知っておくと便利なサイトをご紹介
  2. news

    コロナで影響を受けている人たちへの支援・新サービス
  3. イベント

    増える認知症カフェ
  4. 拡張機能

    仕事術

    仕事を効率化する「Chrome」の「拡張機能」
  5. 世界記録

    広報・PR

    ギネスワールドレコーズを利用したPR
PAGE TOP