本日の記事は「ChatGPTにプレスリリースを書いてもらったらどうなるのか?」という内容でお届けします。
ChatGPTが相変わらず世界を賑わせています。また、ChatGPT搭載のサービスも続々と登場していますね。
日常的に使っている方も徐々に増えてきているのではないでしょうか?私も1日に1回か2回は使うようになってきました。使うたびにChatGPTの能力に驚いています。
先日、アメリカの「Chicago-Kent College of Law」に所属する研究者らが、「ChatGPT-3.5でアメリカの司法試験を受けるとどうなるか」を検証したというニュースを見ました。これによると、証拠法(Evidence)と不法行為法(Torts)の2科目では平均合格率を超えたそうです。凄いですよね。
あと数年以内には、ChatGPTは、司法試験に合格してしまうほどの能力を持つかもしれません。
現段階でも、ChatGPTは凄い能力を持っていますが、開発者がテレビのインタビューで「まだまだ入口にしか過ぎない、近いうちに爆発的に機能が向上する」と語っていました。
どこまで進化してしまうんでしょうか?少し怖い感じもしませんか?
ホリエモンこと堀江貴文氏は、自身のYouTubeで次のような発言をしていました。
「AIのChatGPTの登場によってホワイトカラーの9割以上の仕事は無くなると思った」
その理由の一つに、ChatGPTを開発するOpenAIにマイクロソフトが巨額を投資していて、検索エンジンの「Bing」だけでなく「Office365」にもChatGPTが搭載される予定ということがあると思います。
そうなれば、Wordでの文章作成、PowerPointを使ったプレゼン用スライドの作成、Excelでの資料作成もほぼ自動でできるようになります。当然そういった仕事を行っていた人間は大幅に削減されていくのでしょう。
ホワイトカラーの人たちの働き方は10年以内に大きく変わることは、まず間違いないと感じます。
さて 前置きはここまでにして、実際に「ChatGPTにプレスリリースを書いてもらったらどうなるのか?」ということをご紹介したいと思います
ChatGPTに次のような依頼をしました。
下記のような条件で、プレスリリースを書いてください。
ただし、タイトル、リード文、本文、連絡先とパートを分けて、プレスリリースの雛形に沿った形でお願いします。 また、リード文では、ニュース性を打ち出し、本文を要約した形式でお願いします。そして、プレスリリースを読んだ人が商品を欲しくなるようにお願いします。 下記がプレスリリースの材料です。 |
この条件でChatGPTは次のようなプレスリリースを書いてくれました。
【タイトル】
【【新商品】肌年齢が15歳若返る。微生物を使用した新商品「オモルフォスクリーム」を発売】 【リード文】 株式会社アニティ商事(東京都品川区代表取締役社長:仲村昭夫)は、徳島県穂毛郡穂毛村の土壌に生息する微生物が生成する特殊成分を使用した新商品「オモルフォスクリーム」を発売します。この商品は、15年の研究開発を経て誕生した特許取得の化粧品であり、汗ばむ季節にも化粧崩れを防止し、一日中化粧直しをすることなく過ごすことができます。販売価格は2800円で、5月1日より全国のコンビニでお求めいただけます。 【本文】 株式会社アニティ商事は、徳島県穂毛郡穂毛村の土壌に生息する微生物が生成する特殊成分を使用した新商品「オモルフォスクリーム」を発売します。この商品は、15年の研究開発を経て誕生した特許取得の化粧品であり、汗ばむ季節にも化粧崩れを防止し、一日中化粧直しをすることなく過ごすことができます。 徳島県穂毛郡穂毛村の農家の人は高齢になっても肌が綺麗なことで有名でした。かねてからアンチエイジングの研究を行っていた、国立徳島環境情報大学理学部分子生物学科教授の五反田太郎氏の研究グループは、農家の方の肌を調査した結果、同年代の人よりも肌年齢が15歳ほど若いという事実を突き止めました。また、穂毛村の畑の土壌に生息する微生物であるボルビックラが生成する特殊成分であるアルムオキシドが肌の老化を防いでいることが判明しました。 このアルムオキシドを利用した化粧品を販売するため、当社では研究開発を行いました。オモルフォスクリームは、このアルムオキシドを利用した化粧品であり、汗ばむ季節でも化粧崩れを防ぎ、一日中化粧直しをすることなく過ごすことができます。本商品は、コンビニエンスストアのスキンケア商品コーナーにてお求めいただけます。今後も、当社はお客様の美容と健康に貢献する商品の開発に努めてまいります。 【連絡先】 株式会社アニティ商事 |
いかがでしょうか?
一部重複した文章があり冗長な感じもしますが、まぁまぁといった感じでしょうか?
ChatGPTが書いた文章を手直しして、利用すればプレスリリースを書く時間を短縮することができると思います。
このリリース文を書いてくれるのにかかった時間はおよそ10秒ほど。細かい条件をもっと与えれば、かなりいい感じのリリースを書いてくれそうです。
ちなみに利用したのはChatGPT3です。現在はバージョン4(有料)がリリースされています。バージョン4の能力は、バージョン3とは比較にならないほど高機能になっていると言われていますので、そちらで同じ指示をしてみれば、もっと良い内容のリリースを書いてくれると思います。しかし、現段階では、最終的には人間の手で修正・加筆することは避けて通ることはできないでしょうね。
今後は、ChatGPTの機能を利用してプレスリリースのたたき台を自動で書いてくれるサービスも多く登場してくると思います(この記事を書いている段階で、そういったサービスを見つけました)広報部門で働く方の仕事のやり方も今後変わってくる可能性が高いでしょう。
超有能なAIを仕事にどのように活用していくのか?このことを深く考える時期が来ていますね。
本日の記事は以上となります。
お読みいただいてありがとうございました。