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YouTuberに低額でPR依頼ができるサービス

新年早々のテレビ番組で、2020年度のYoutuber収入ランキングを取り上げていました。

ご覧になった方はいるでしょうか?

その金額を聞くとびっくりすると思いますよ。

ベスト5をここで紹介しておきますね(敬称省略)

5位 マーキプライヤー(マーク・フィッシュバック)/推定年収 : 約20億1500万円(1950万ドル)
4位 レット&リンク/推定年収 : 約20億6800万円(2000万ドル)
3位 デュード・パーフェクト/推定年収 : 23億7800万円(2300万ドル)
2位 ミスター・ビースト(ジミー・ドナルドソン)/推定年収 : 24億8000万円(2400万ドル)
1位 ライアン・カジ/推定年収 : 約30億5000万円(2950万ドル)
(出典:米経済紙Forbesが発表した『世界で最も稼ぐユーチューバー』ランキングより)

いかがですかこの年収?

まるで、世界的大企業の経営者が稼ぐ収入のような金額となっています。

日本のプロ野球選手の年俸が可愛く感じるほどの大きな金額です。

しかし、Youtuberというのはこんなにも稼げる仕事なんですね。

2005年にYoutubeが世の中に登場したとき、このような状況になるなんて誰も予想していなかったのではないでしょうか。

2006年にGoogleがYoutubeを買収したとき、Googleの経営陣でさえYoutubeがここまで成長するとは考えていなかったのではないかと思います。

なにせ、GoogleがYoutubeを買収したとき、Youtubeはほとんど収益を産んではいませんでしたから。

さて、お話を元に戻しましょう。

2020年に最も稼いだYoutuberである「ライアン・カジ氏」の年齢は何歳だと思いますか?

なんと。
なんと。。

彼の年齢は9歳。

9歳ですよ。

日本に住んでいたらなら、小学校3年生なんです。

小学校3年生なのに稼ぎは30億5000万円!!

彼は、おもちゃのレビュー動画などを投稿していて、世界中から4170万人のチャンネル登録者を抱え、動画の再生回数は122億回にも上ります。

彼のYoutube動画を下記に貼っておきますので、興味がある方は御覧ください。

さて、ちょっと嫌らしいですが、彼の税引き後の手取りはいくら位なんでしょう?

興味ありませんか?

今は何でもネットで調べられる時代です。早速Google先生に訊いてみました。

アメリカの税制などの問題もあるのでしょうか、アメリカの税制などに当てはめて計算された金額を掲載しているページはヒットしませんでした。

しかし、ライアン・カジ君がもし日本に住んでいて活動していた場合、税金額はどれくらいになるのかを掲載しているページはありました。

こちらですね。

https://news.yahoo.co.jp/articles/67243eebfb4355a31e8db4b77dbbf49a300cf847

この記事から税金に関する記述の部分を引用してご紹介しますね。

「収入は約30億5千万円のYoutube収入のみとし、経費、所得控除、青色申告控除、税額控除等を無視すると、4千万円以上は所得税率が45%(控除額4,796,000円)であるため、約13億67百万円の所得税、住民税は10%であるため、約3億5百万円(均等割5千円は無視する)となり、所得税住民税合計が約16億72百万円になります」

ということは、税引き後の収入は13億78百万円となります。

日本のサラリーマンの生涯年収は大卒で約2億8000万円と言われていますから、ライアン君は1年でサラリーマンが6回生まれ変わってきて稼ぐ収入を得ていることになります。

そして、なお驚くことに2020年だけトップになったわけではなく、2018年、2019年にも同ランキングのトップに輝いています。

いったいいくら稼ぐのか・・・・

ちなみにお父さんは福島県出身の日本人だということです。このことを聞くとなんだか少し親しみが湧いてきますね。

さて、ライアン君のこの破格の収入の内訳ですが、これは明らかにはされていませんが、おおよそ次の3つから構成されていると考えられます。

1.Youtubeから支払われる広告収入
2.ライアン君におもちゃを使ってレビューしてもらうためのフィー
3.おもちゃや生活用品のプロデュース

ポイントは「2」ですよね。

世界の玩具メーカーとしては、是非ともライアンくんに「自社の玩具を使っている動画をアップして欲しい」できれば「ライアン君自身から良いレビューも欲しい」でしょう。

それが一体どのくらいの売上アップに繋がるのか。

なんと言っても世界中に4170万人のチャンネル登録者を抱えているのですから。また、これほど膨大な人数の自社商品のターゲット層にピンポイントでリーチできる媒体が他にあるでしょうか?

Youtubeはとても魅力的なPR媒体なんですね。

ネットリサーチ事業を展開する株式会社テスティーが10代・20代に行った調査によると、YouTube利用率は8割を超えることや、半数以上が動画に影響されて商品やサービスを購入した経験があることなどが明らかになっています。

これはおそらく年齢層が上がっても同じことが言えると思います。

私自身もそうですが、友達、知人もYoutubeを観て商品を購入した経験を語る人は多くいます。

私の知人でキャンプが好きな男性がいるのですが、その男性はアウトドアの動画を投稿している男性のチャンネルに登録していて、夜、仕事から帰ってきて、晩酌をしながら彼の動画を観るのが楽しみだそうです。

そして、自分が持っているキャンプ道具はその動画で紹介されていた道具を購入し使っています。

また、同級生で独身貴族の男性は料理が趣味。

やはり彼も、仕事から帰ってきたら自分で作った料理をつまんでお酒を呑みながら、お気に入りのYoutuberの料理動画を観るのが楽しみとのこと。

彼はその動画で紹介されている料理を作るために、動画内で紹介されている調理器具や調味料を買い揃えています。

このような記事を書いている自分も、バイクに乗っているときの防寒着はYoutubeのバイク動画を観てその人が着ているものを買っています。

このような私や、私の友人、知人の購買に至るまでの行動は、友達と会ったときの会話で

「お、そのダウンジャケットいいね~」
「これめちゃ安なんだけど、軽くて暖かいよ」
「へーそれどこの?」
「これ、ワークマンで2980円」
「やっすいね、こんどワークマン行ったとき買うか」
みたいな流れと似てます。

自分が興味関心を持っているジャンルの動画をアップしている人の中で、自分の感覚に合う人が動画の中で勧めているものは欲しくなるんですね。

いかがですか?

ここまで読んでくると「自分の会社の商品もYoutuberに紹介して欲しい」と考えるPR・マーケティング担当者は多いでしょう。

しかし、気になるのは費用面ですね。

では、Youtuberに商品のPR依頼を行うといくら位かかるのか?

一般的に費用相場は、フォロワー単価2円~4円と言われています。

例えば、フォロワー数が10万人のユーチューバーにPR依頼すると20万円~40万円が費用の相場ということになります。Youtuberの情報発信力に比例して費用も大きくなるという分かりやすい費用算出方法です。

日本でトップクラスのYoutuberであるHikakinさんにこの費用算出方法を当てはめるとどうなるか?

彼のフォロワーは現在883万人です。フォロワー単価4円として計算すると35,320,000円となります(この計算はあくまで推測です)全国紙の一面広告の出稿費用並になります。

「なんとか低額でYoutuberにPRをお願いできないものか」と考えるPR担当者は多いと思います。

そういった需要に応えるようなツールがリリースされたのでご紹介しておきます。

それは、インフルエンサーマーケティング事業を手掛ける、株式会社トリドリがリリースしたインフルエンサーキャスティングツール「toridori marketing」というもの。

YouTuberもPR案件を探していて、且つ試してみたい商品や体験したいサービスがあれば、破格の値段でPR施策が可能となり「toridori marketing」では、YouTuberのチャンネル登録者数や直近の平均再生回数に関わらず1本あたり最低5万円でPR投稿を依頼することが可能になるとのことです。

5万円であれば「試しにやってみようか」となりますね。

現状のマーケティング、PR手法では行き詰まり感を感じているのであれば試す価値はありそうです。

しかし、Youtuberの収入は羨ましすぎます。

子供たちが「将来はYoutuberになりたい」と言うのも頷けますね。

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