マイクロインフルエンサー600

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最近注目を浴びるマイクロインフルエンサーとは?

最近「マイクロインフルエンサー」が注目されていますがご存知でしょうか?

まず、マイクロインフルエンサーについてご説明する前に「インフルエンサー」についてお話をします。

インフルエンサーとは、世の中に与える影響力が大きい行動や発言を行う人物のことをいいます。

そして、そういった人たちの「ブログ」「SNS」への投稿や動画の中で、企業の「商品」「サービス」を取り上げてもらうことをインフルエンサーマーケティングといいます。

このインフルエンサーマーケティングが注目を浴び始めたのはおそらく6、7年前くらいからだと思います。

インフルエンサーマーケティングが注目された理由は次の3つです。

1.広告効果が落ちてきている

今、企業が一番多く広告を出稿するのは「インターネット広告」です。

ネットユーザーの多くはスマートフォンを利用するため、その限られた画面の中に表示される広告は「うざい」「邪魔」と感じる人が多いのです。

そこで最近では、ブラウザ上で広告をブロックしたり、非表示したりできる機能も登場してきました。

2.情報を多くの人に確実に送り届けることができる

インフルエンサーと呼ばれる人たちは、SNSで多くのフォロワーを持っています。

例えばYouTubeとして有名な「はじめしゃちょ一」のフォロワーは7,470,000。インスタグラマーとして有名な「渡辺直美」さんのフォロワーは、85,000,000。

※上記に記載のフォロワー数は、2019年1月25日時点の数です。

はじめしゃちょーをインフルエンサーとして起用した場合、「7,470,000」人もの人たちに伝えたい情報を届けることができるようになります。

新聞紙として発行部数日本1の読売新聞の発行部数は「8,328,646(2018年10月時点)」です。総合週刊誌として発行部数トップの週刊新潮が「425,206(2018年9月時点)」ですから、はじめしゃちょーの凄さがわかりますね。

3.情報を喜んで受け取ってくれる

インターネット・テレビ・ラジオ・新聞・雑誌の広告は、出稿側が勝手に流しているものです。テレビCMであれば、テレビの前にいるのは猫かもしれませんし、昼寝中の主婦かもしれません。

それに対し、インフルエンサーが伝える情報は、フォロワーの人達自らが好んで受け取るという点です。これはとても大きな利点です。

しかし、最近では、インフルエンサーが企業から、お金をもらって商品・サービスを紹介しているということが広まってきているので、以前ほどインフルエンサーマーケティンの効果はなくなってきたと言われています。

そこで最近注目されているのが、マイクロインフルエンサーと呼ばれる人達です。

マイクロインフルエンサーとは、特有のコミュニティーの中で強い影響力と拡散力を持つインフルエンサーのことです。

明確な定義はありませんが、インフルエンサーが数10万から数100万とのフォロワーを持つのに対し、マイクロインフルエンサーのフォロワーは1万人ほどだと言われています。

例えば、読書が好きで書評をTwitterなどのSNSに上げている人がいます。

この人は一般的に言えば世間ではまったくの無名の人です。しかし、この人の書評が好きでファンになっている人は、彼がSNS上で勧める本を、アマゾンなどですぐに買ってしまうという傾向があります。

こういった事例は枚挙にいとまがありません。

そしてなによりも、コミュニティーへの影響力に関してはフォロワー数を膨大に持つインフルエンサーよりもマイクロインフルエンサーの方が影響力が強いことがわかっています。

インフルエンサーマーケティングを提供している、アメリカのマーカリー(Markerly)社が行ったインスタグラムの投稿に対する調査によれば、フォロワー数1,000未満のインスタグラムユーザーの投稿に対する「いいね!」の割合は8%に及ぶのに対して、フォロワー数1,000~10,000の アカウントでは4%と低い数値になることがわかっています。

YouTubeで多くの視聴者を集めている ユーザーを指す「YouTuber(ユーチューバー)」に関連したサービスを提供しているTHECOO株式会社では、1~10万人のファンを抱えるマイクロYouTuberの影響力は、ファン数100万人以上のスターYouTuberの約2倍という調査結果を公表しています。調査結果の詳細はこちらのページをご参照ください(2年前の調査発表です)

マイクロインフルエンサーのフォロワー数は少ないものの、フォロワーとのコミュニケーションが活発で深い交流がとれていること、そして、身近な存在ということが高い反応率を生むものと推測されます。

今後のインフルエンサーマーケティングにおいて担当者は、「マイクロインフルエンサーをどのように活用するのか?」ということと、日頃から自社のサービス・商品の分野において親和性の高いマイクロインフルエンサーの発掘も必要になってくるでしょう。

 

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