ラーメンの海苔で若者世代にPR

今日の記事は、テレビ離れが進む若者対策として化粧品会社が行ったPR企画をご紹介します。

■テレビよりも「Youtube」「SNS」の方が面白い?

ここ数年よく言われていることですが「若者のテレビ離れ」が加速しています。

最近行われた調査でもそのことが改めて裏付けられました。

2018年2月にサイバーエージェントが運営する「オンラインビデオ総研」が実施した調査によると、10代後半~20代の6人に1人は1カ月以内にテレビを視聴していないというデータが浮き彫りになりました。

また、10代後半の14.5%と、20代の15.0%は、テレビを所持していないという結果も出ています。

下記のURLから調査結果をご覧になることができます。

https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=21648

この原因としては、「少子化」「人口の減少」「インターネット」「スマートフォンの普及」「娯楽の多様化(ゲーム等)」「SNSの普及」「面白い番組がない」等々、諸説あります。

個人的には、「スマートフォンの普及」が一番の原因ではないかと考えます。

スマートフォンを使っての「Youtubeの鑑賞」「SNSを利用しての交流」「サイト閲覧」、これらが若者をテレビから遠ざけているのではないでしょうか?

私にも大学生になる息子がいます。で、テレビは全く観ません。

そこで、息子に質問してみました。

以下、息子との会話です。

私「最近の若者はテレビ観をあまり見ないようだけどなんでだと思う?」

息子「う~ん、自分はテレビよりもYoutubeの方が面白いからかな。あとTwitterで友達とやり取りしてたりして、テレビを観る時間というか余裕がない」

私「Youtubeはどういったところがテレビよりも面白いのかな?」

息子「Youtubeは、なんというか身内感があるっていうか、やってることがすっごい身近って感じで。でも、テレビはだれか関係ない人が作って勝手に流してるって感じかな」

と、こんな感じでした。

ちなみに息子のお気に入りは、「レペゼン地球」というチャンネル名で動画をアップしている人が大のお気に入りだとか。

一番のお気に入りは下記の動画だそうです。バイトを辞めたいときにYoutubeで検索していて見つけたのだとか。

喋っている人はちょっと破天荒な感じですが、すごく説得力があります。

このチェンネルはなんと99万人もの登録者数がいます。

凄いですね!

私も観てみましたが確かに面白い!引き込まれます。

これは癖になります。

■株式会社エフティ資生堂が行ったビックリの商品PR作戦

「テレビを観ない」「雑誌を読まない」「新聞も読まない」こういった特性を持つ若者にアッとビックリするような商品PR作戦をとったのが資生堂のトイレタリー商品を製造する「株式会社エフティ資生堂」です。

どのようなPRだったのかご紹介しましょう。

PRした商品は、男性用化粧品ブランド「uno(ウーノ)」です。

俳優の竹野内豊さんを起用したCMもかっこいいと評判です。

Youtubeでもご覧になることができます。ご覧になりたい方は下記からどうぞ。

同社では、これまでとは異なるブランド接触が必要と考え、それも感じの良い違和感をもって若者の日常に入り込む必要があると考えたそうです。そこで、1日に数回は必ず行う食事タイムを若者との接触タイムと考え、リアルとネットの双方に訴求できるPR作戦を展開しました。

そこで、若者に人気を誇るラーメン店である「一風堂」とコラボしたのです。

もし、一風堂をご存知ないのであれば、次のURLからご確認ください。一風堂は今や海外進出を果たし、海外でも大人気のラーメン店です。

http://www.ippudo.com/

株式会社エフティ資生堂が一風堂をコラボ先に選んだ理由は次の2つ。

理由その1 SNSでの拡散を狙ったため

これは大きく頷けます。私自身もSNS(Facebook)をやっていますがラーメンを食べた時はその写真を撮ってアップすることが多いですね。

男性は女性ほどSNSへの投稿は多くないように感じますが、ラーメンと飲み屋での投稿は気軽にできますから比較的多いと感じます。

また、投稿意欲をそそるしかけも施しました。

ラーメンの具として定番の「海苔」に思わず「上手い!」と言ってしますようなコピーをプリントし、これを「男を上げる海苔」として無料で1枚トッピングしたのです。例えば次のようなコピーです。

「いい麺つくりたい一風堂。 いいMENつくりたいウーノ。」

「ラーメンはトンコツ。 スキンケアはコツコツ。」

「麺食べるなら早いうち。肌磨くなら今のうち。」

実際の写真を見てください。

これはSNSに投稿したくなります。実に上手な仕掛けだと思います。

また、SNSで拡散しやすいように、「#麺スタグラム」、「#一風堂」、「#uno」などのハッシュタグも海苔にプリントされています。この海苔は「50万枚」用意されたそうです。

理由その2 スタイリッシュで清潔感のある店舗展開を行っているから

PRの対象が「スキンケア商品」という性質上、タイアップするラーメン屋にもそれに相応しいイメージが必要です。

一風堂に行ったことがある人にはわかるかと思いますが、町の一般的なラーメン屋に比べると、その店舗は割とお洒落で清潔感があります。

一般的なラーメン屋では店内が雑然としていたり、油っぽかったり、内装が古臭かったりしますが、一風堂の店舗ではそういったことはありません。女性が一人で食べていることもよくありますし、カップルが目立つのもそういった理由からでしょう。

このPRの結果、67種類のWebメディアに掲載された他、Twitterでは「uno」「一風堂」「海苔」などの掛け合わせだけで41万のリーチがあったそうです。

いかがでしたでしょうか?

私の知人もこの海苔が入ったラーメンの写真をSNSにアップしていました。

その写真を見た時は海苔にプリントされたコピーに目が行き、「uno」という商標が記憶に強く残りました。

ちなみに息子が使っている洗顔料も「uno」です(笑)

今回ご紹介したPRは非常によく考えられ練りこまれた内容でしたね。

是非、参考にされてみてください。

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