今年もあと1ヶ月と少し。
日経トレンディが今年のヒット商品を発表したり、ユーキャンが今年の流行語大賞のノミネート30選を発表したりと、師走という感じが少し漂ってきました。
あと1ヶ月、やり残して悔いが残らないようにラストスパートをかけていきましょう!
今日の記事は、私が最近気になったニュースを2つお届けします。
是非お読みください。
■株式会社UZUZ退職代行サービス「リスタート」を開始
あなたは「退職代行サービス」というのを聞いたことがありますか?
私はこの言葉をラジオで初めて聞いた時、しばしの間、頭の中でこの意味が咀嚼できませんでした。
「会社を辞めたい人の替わりに誰かが退職してくれるのか?そんなことはできないだろう?」
こんな思いが駆け巡りました(笑)
で、よーく聞いていると、「辞めたい会社へ本人に代わって伝えてくれる」サービスということでした。
よくこのようなサービスを思いついたものだと思います。
【写真は、株式会社UZUZのサイト(https://uzuz.jp/news/release_181025/)より引用 】
この退職代行サービスを提供する会社ですが、最近は増えているそうですよ。
「辞めさせてください」って自分の口からちゃんと言えない社会人ってどうなのでしょう?
時代の流れなんでしょうか?
まぁ、自分の口でちゃんと「辞めさせてください」と言えない若者は昔もいました。
自分は今から25年ほど前、アルバイトと派遣社員の採用・管理業務をやっていた時があります。
当時の若者の辞意の伝え方も人それぞれでした。
「仕事を辞めたい」と面と向かって素直に言ってくれる人もいましたが、置手紙をデスクに置いて辞めてしまう人、メールだけで「辞めたい」と送ってくる人、母親が代わりに電話をかけてくる人。
中には友達が電話をしてくるというようなこともありました。
自分が面接をして採用した人から「辞めたい」と言われるのはなんとなく寂しいものでした。
でも、これらは皆アルバイトの話。
正社員だと話は違いますよね。
会社を辞めるときは、上司に面と向かい辞意を伝えるのが社会人だと思いますが、中には勤務している会社がブラック過ぎて「辞めたい」と言うのが難しいケースもあるのかもしれませんね。
では、株式会社UZUZの退職代行サービスの具体的な内容をご紹介しましょう。
一般的な退職代行サービスは、退社の意志を伝える代行が一般的ですが、「リスタート」は退職代行サポートを利用して退職した後も、希望者には転職サポートまで一貫して行うそうです。
また、同社経由で転職先が決まった場合には、退職代行の費用の全額がキャッシュバックされるとのことです。
これはとても魅力的なシステムですね。
また「リスタート」は、退職代行事業の非弁(※)リスクを回避するために、弁護士から指導を受け業務範囲の適正化に努めているそうです。(※非弁行為:弁護士以外の者が報酬を得て法律にかかわる仲裁や和解の交渉をすること)
同社が提供する退職代行サービス「リスタート」の具体的な流れは次のようになっています。
STEP1 サービス申し込み
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STEP2 LINEにて無料相談
↓
STEP3 お支払い サービススタートキャンペーンとしてサービス価格3万円でサポートいたします。
↓
STEP4 退職代行
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STEP5 転職支援 ※希望者のみ
↓
STEP6 転職成功 UZUZ経由で転職されたら退職代行費用を全額キャッシュバック!
同社は、本年の10月29日に退職代行サービスを開始しました。
今後、1年間で3,000名の退職代行支援、そのうちの1,500名の転職支援を目指すそうです。
また、同社ではブラック企業への人材紹介を回避するため、過去の利用者から入社後アンケートを回収しているそうです。
これにより、ブラック企業をリストアップすることができ、ブラック企業をより排除した人材紹介サービスを提供することが可能になるとのことです。
いかがでしたか?
退職代行はフロント商品でバックエンドは人材紹介というわけですね。
よく考えられたビジネスだと感じました。
そのうち、自分がつきあっている恋人に「別れよう」と切り出せない人のための代行サービスも登場するかもしれませんね(笑)
■イオンリテール、過去最大規模の「イオン ブラックフライデーセール」を実施
イオンリテールは11月23日(金・祝)~25日(日)の3日間、本州・四国の「イオン」「イオンスタイル」約400店舗にて、過去最大規模の「イオン ブラックフライデーセール」を実施しました。
話は少し反れますが、ブラックフライデーと聞くと思い出すのがアリババ(※)が行った独身の日のセールです。
(※アリババは、中国に本社を置き、世界最大の流通総額を持つオンラインモバイルコマースカンパニー)
アリババが、今年の11月11日に行った「独身の日」ショッピングフェスティバルでは、取引総額308億ドルを記録しました。
さて、話を戻してイオンのブラックフライデーのお話です。
ブラックフライデーって何?
という人もいると思いますので少し説明しておきますね。
以下「コトバンク」https://goo.gl/hkNsNA から引用です。
***ここから引用***
ブラックフライデーとは、米国で毎年11月の第4木曜日に催される「感謝祭」の翌日の金曜日のこと。感謝祭は祝日であり、土日に挟まれたこの金曜日も祝日扱いとなることも多い。米国では年末商戦の初日かつ最大の山場となる日と位置づけられており、小売り各社はこの期間だけで年間売上げの2割ほどを稼ぐといわれている。このセールで軒並み黒字となることから「ブラック」の名が冠され呼ばれるようになったとされる。
****ここまで引用***
利益が黒字になるからブラックだったんですね。
さて、イオンブラックフライデーセールは、今年で3年目だそうです。このセールは、総合ス-パーの強みである食品・日用品・衣料品・家電商品などの幅広い商品を、「B・L・A・C・K」のコンセプトで、“驚きの価格、ネットで体感できない楽しさ”で提供するというもの。
では、「B・L・A・C・K」のコンセプトをご紹介します。
B/BOX
お楽しみ袋、まとめ買い、箱売りの提供。
L/LUCKY
買ってよかった、と思ってもらえる価格で提供。
A/ACTION
来店を促すタイムサービス、購入特典を提供。
C/COLLABO
メーカーと企画したイオンでしかできない限定商品を提供。
K/KODAWARI
こだわりの逸品、お取り寄せ商品を提供。
うーん、なるほど、よく考えましたね。
これまで大型セールスの企画は、Amazonタイムセール祭り、楽天スーパーセールのようにECサイトがメインでした。
イオンでは今回のセールのコンセプトの中に「ネットで体感できない楽しさ」というのを盛り込んでいますから、Amazonや楽天への顧客流出の危機感もあるのかもしれませんね。