仕事に使える心理テクニック

仕事術

仕事に使える心理テクニック10選をご紹介【後編】

今日の記事は、前回からの続きで「仕事に使える心理テクニック10選」の後編となります。

前回の記事をお読みでない方はこちらをクリックしてください。

では、はじめていきましょう!

ウィンザー効果

ウィンザー効果とは、当事者よりも第三者が発信した情報のほうが信頼されやすいという心理効果のことです。

例えば、取引先の人があなたに「あなたはとても明るくて感じがいい人ですね!」と、面と向かって言われてたらどう感じますか?

「これは社交辞令かもな」と思ってしまいますよね。

しかし、他の人から「取引先の A 社の山田さんが、あなたのことを『明るくてとても感じがいい人ですよね』と言ってましたよ」と聞いたらどうでしょうか?

「え!?そうなのかな?」と思わず嬉しくなってしまいませんか?

また、ある商品を買おうかどうか検討している時に、お店の販売員から、その商品の良さをアピールされても、「本当かな~」と思ってしまいますよね。

しかし、そのお店の中で、全く知らない人が「あの商品とっても良いよね」と話しているのを聞いてしまったらどうでしょう?

信憑性を感じ、「そうなんだ、やっぱり、あの商品買おうかな」という気持ちになるのではないでしょうか?

「Aさんと仲良くなりたい」「Aさんに好かれたい」このようなときは、直接、Aさんを褒めるのではなく、Aさんの周りにいる人に、「Aさんってとっても良い人ですよね」「Aさんてすごく仕事ができますよね」などと、Aさんの良い点を話しましょう。

そうすれば、いつかそのことがAさんの耳に入り、Aさんはあなたに対して好感を抱くことは間違いありません。

少しずるい方法に感じるかもしれませんが、とても効果的な方法です。

両面提示の法則

両面提示の法則とは、人を説得するときに良い面、悪い面を相手に提示することで、相手に信頼してもらうテクニックです。

世の中は、人にしても物にしても、100%完璧なものは存在しませんよね。ですので、人は良いことばかりを言われると、どうしても疑念を持つものです。

この法則は、営業の場面や人を紹介するときにとても有効に働きます。

例えば商品販売の場面だと次のような感じです。

このビデオカメラはSOBYの最新モデルです。従来のモデルと比べると300グラムも軽量化されています。また、夜景撮影モードや手ブレ補正モードも複雑な操作をすることなく、初心者の方でも簡単に操作することができるように改良されました。ただ、高機能化が進んだことで価格が従来モデルよりも5000円高くなっています。そして、ビデオケースが別売りとなってしまいます。しかし、この機能でこの価格であれば、旧モデルを購入するよりも、最新モデルを購入される方がコストパフォーマンスに優れています。

次に人を紹介するときのことでは次のような感じです。

今度、婚活パーティーに来る山田さんなんですが、現在35歳。早稲田大学政治経済学部を卒業後、大手総合商社に入社して、現在は海外繊維事業部で活躍されているそうです。年収は1500万円ほど。大学時代は野球部に所属していて長身のイケメンですよ。でも、どちらかというと無口で会話を盛り上げるのは苦手だそうです。また、女性と話すのも苦手なんだそうです。

いかがですか?

良いところだけを話すよりも相手の気持ちに届きますよね。

特に、営業の場面では、商品・サービスの良いところばかりをお客さんに話してしまいがちになります。しかし、悪い面も織り交ぜることで、お客さんの信頼を勝ち取ることができるようになります。もし、あなたが営業をされているのであれば、今後こういった点も意識してみてはいかがでしょうか。

ランチョンテクニック

ランチョンテクニックとは、おいしい食事と楽しい会話を一緒にすることで、相手に対し好印象を与えられるという心理作用です。これは、アメリカの心理学者グレゴリー・ラズランが行った研究結果から導き出されました。

ラズランは、意見交換を行う場合、食事前と食事中とでは、どちらの方がより相手に対し高い好感度を抱くかの実験をしました。その結果、食事中の方が相手に対し好感度が高くなるということが判明しました。食事は人の心にも影響することがわかったのです。

日本には「接待」という言葉がありますが、これは正しく「ランチョンテクニック」を応用したものですね。

ランチョンテクニックを使うとき、ぜひ意識していただきたいのが積極的な相槌と笑顔です。相手の話に少しオーバーなくらい笑顔で相槌を打つと、その人への好感度が高くなります。また、相槌と笑顔は相手の目を見ながら行うようにしましょう。相手の顔を見ることなくそっぽを向いて無表情で相槌を打つと逆効果になってしまいます。

シャルパンティエ効果

シャルパンティエ効果は、潜在意識下にあるイメージにより、重さの判断にブレが生じる心理効果です。例えば、重さ10kgの羽毛とバーベルではどちらが重そうに感じますか?同じ重さですが バーベルのほうが重そうな感じがしますよね?

シャルパンティエ効果は重さに対するイメージの心理効果ですが、私たちは重さに対するイメージだけではなく、潜在意識下にある、ありとあらゆるイメージや思い込みで日々の思考・行動を起こしています。

これは目の前に展開される事象に対し、一々真剣に考察をしていたのでは脳が疲弊してしまうからです。営業・販売・広告・マーケティングの世界では、この特性を利用した宣伝文句やコピーが多く見受けられます。

例えば、月々3600円で購入できるサブスクリプションのサプリメントがあるとします。月々3600円と聞くと「うーん」となることもあると思います。

しかし、「一日、缶コーヒー1本分のお値段、わずか120円でこの○○○サプリメントをお求めいただくことができます」

と聞くとどうでしょうか?

なんとなく安く感じますよね。

また、数字に関しても同じです。「ビタミンC1g配合サプリ」「ビタミンC1000mg配合サプリ」ではどちらの方がビタミンCを多く含んでいるように感じますか?「ビタミンC1000mg配合サプリ」だと思います。しかし、1gと1000mgは同じなんですよね。

次にスーパーなどの量販店でよく見かけるのが、次のようなPOP。

「いまだけ『20%OFF』さらにレジにて『10%OFF』」「お!30%もOFFで凄いお得だわ」と思った人は、錯覚しています。20%OFFからさらに10%OFFだと、実際には28%OFFです。これ、ぼーっとしてると引っかかるんですよね。多くの人が30%と錯覚して「お得~」と喜んで購入しているんです。

シャルパンティエ効果は広告のコピーを書くときは非常に有効です。他にも多くの応用例がありますので、ご興味がある方は研究してみてくださいね。

ローボール・テクニック

ローボール・テクニックとは、最初は相手に対して魅力的、またはそれほど面倒ではない条件を提示します。相手がその要求を受け入れた後、理由をつけて魅力的な条件を取り除いたり、相手にとって都合の悪い行動を追加したりするテクニックです。

人は一度、相手の要求を受け入れてしまうと、その後に当初の条件が取り消されても一貫性の法則が働き、拒否をすることが、はばかられる心理が働いてしまいます。

具体例をご紹介しましょう。

Aさん「B君、今日仕事手伝ってくれないかな?エクセルにデータを入力するだけの簡単な仕事だから」
B君「はい、いいですよ」
Aさん「はい、これが入力してもらうデータね」
B君「え!!?これ全部ですか?(心の声:これ、夜中までかかるじゃん・・・)」

この例のように、何か頼まれ事をして、それを承諾した後に「失敗した!」と思った経験がある人は結構多いのではないでしょうか?

ローボール・テクニックは、使い方次第では人間関係を壊すこともあるので要注意ですね。

以上、前回と今回の2回に分けて仕事に使える心理テクニックをご紹介してきました。仕事だけではなく、普段の人間関係、恋愛関係に使える心理テクニックは実にたくさんあります。ご興味がある方はご自身でも調べてみてくださいね。

お読みいただいてありがとうございました。

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