新年明けましておめでとうございます
2023年初めての記事更新となります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年最初の記事は、頭の中をクリアにして、自分がやるべきこと、考えるべきことを明確にし、悩みを軽減させることができる手法をご紹介します。
それは、「ブレインダンプ」という手法です。
このテーマを選んだ理由は、ここ2年、私自身が新年にこのブレインダンプを行っていまして、その効果を確証したことが大きいからです。
「ブレインダンプ」この言葉を聞いたことありますか?
ブレインダンプは英語の、BRAIN+DUMPの組み合わせです。
BRAIN=脳
DUMP=放出する、投げ捨てる、取り除く
つまり、ブレインダンプとは「頭の中にあるものを全て吐き出す作業」のことなんです。
このブレインダンプに真剣に取り組めば、前述したように、「自分がやるべきこと」「考えるべきこと」また、「普段抱えている悩みを」スッキリとさせることが可能になります。
ブレインダンプを行ったときの爽快感は、散らかっている部屋を片付けるため、部屋の中のものを全て、一旦外に出した時のあの感覚と似たものがあります。
アメリカ歴史史上最高の大富豪と言われる「ジョン・ロックフェラー」は次のような言葉を残しています。
「人生において成功することは簡単だ。いつも頭の中をクリアにして、次に行動するべきことをしっかりと考えることだ」
この頭の中をクリアにする方法が今日ご紹介するブレインダンプなんです!
人生が思いもよらない方向に進んでいったり、うまくいかないことが多い人は、いつも、頭の中がとっちらかっていたり、考えが整理整頓されておらず、頭の中がいつもモヤモヤした状態です。つまりクリアじゃない人です。
しかし、これはある意味仕方ないことかもしれません。私たちは日々、大量の情報にさらされています。現代人が1日に触れる情報量は江戸時代の一年分、平安時代の一生分とも言われているそうですよ。また、現代人はとにかく忙しい!プライベートでも仕事でも多くのタスクが次々とやってきますよね。
このような状況下で、ロックフェラーが言うように「頭の中をいつもクリアにしておけ」と言われてもなかなか難しいです。
なので定期的にブレインダンプを行うことをお勧めします!
では、そのやり方をご紹介していきますね。
ブレインダンプのやり方
効果絶大のブレインダンプですが、そのやり方はとっても簡単なのでご安心ください。
基本は、頭の中にある思考を単純に紙に書き出すだけ。手書きが嫌な人は、パソコンやスマホの「マインドマップ」というソフトがお勧めです。
※マインドマップってなに?という人は、参考になるサイトにリンクを貼っておきますので、そちらをご参照くださいね。
https://www.lucidchart.com/pages/ja/mind-map
私のお勧めは、A3くらいの大きな紙に手書きで書き出すことです。とにかく思いつくまま「ダーッ」と書き出す。この方が脳の中の思考が開放される感じがします。ただ、この方法だと場所をとりますから、移動中や、仕事の合間に行いたい人はマインドマップのソフトを利用する方がいいかもしれません。
では、各ステップごとにご紹介していきますね。
STEP1 用意するもの
ブレインダンプを行う前に用意するものは次のとおりです。
・A 3以上の大きめの紙(前述したように紙を使わないでマインドマップのソフトを使う場合はパソコンかスマホ)
・鉛筆・ペン(マインドマップを使う場合は必要ありません)
・蛍光ペンまたは色鉛筆(マインドマップを使う場合は必要ありません)
STEP2 ブレインダンプのテーマを決める
ブレインダンプは、テーマを決めて行ってもいいですし、テーマを決めないで行っても構いません。
「あれもやらなきゃ」「あーそう言えばあの件どうしよう。。」「あれって、あのままほっといてるけど大丈夫かなぁ、ちゃんと決めないとなー」などなど、「なんとなく頭の中がもやもやしていてスッキリしない。頭の中をスッキリさせたい」と感じるときはテーマを決めないで行います。
逆に、仕事のプロジェクトを任されたけど、「やること」「考えること」が多すぎて、何から手を付けていいのか思考がまとまらないなどのときは、テーマを決めて行います。
この記事では、特定のテーマを決めないで行う方法でご説明しますね。
STEP3 思いついたものを書き出す
大きめの紙を用意し、モヤモヤを作り出しているであろう項目であったり、ふと思い浮かんできたことを紙に書き出していきます。書き出すものに制限を設けてはいけません。ふと頭に浮かんだことは何でも書き出していきましょう。例えば、上司に言われて嫌だった言葉でも構わないのです。
このとき、ダラダラやるよりも、キッチンタイマーやスマホのタイマー機能を使って時間を制限して集中してやる方がいいです。人間が集中できる時間というのは15分が上限と言われていますから、タイマーを15分に設定して、その時間内は一心不乱に書き出します。
15分以内に頭の中のものを全て書き出すことは難しいと思いますので、15分経ったら、5分か10分休憩して、再度15分集中して書き出します。もう何も思い浮かばないという状況になるまでこれを繰り返します。
全て書き出したら、一度その紙を俯瞰して見てください。そして、「これが今の私の頭の中の全てかぁ」と呟いてみてください(別に呟かなくても構わないのですが、この言葉を言った方がなんとなく達成感が湧いてきます)
STEP4 グルーピングする
テーマを決めて書き出さなかったので、書き出された項目は、仕事のことだったりプライベートのことだったり、ごっちゃ混ぜになっていると思います。
そこで、用意してある蛍光ペンや色鉛筆などを使って、紙に書き出されたものをグループ分けしていきます。例えば、仕事のタスクの場合は赤。プライベートでやらなくてはいけないのにまだ手をつけていないものは黄色。対人関係の悩みは緑。自分の体に関する心配事は紫。などのように、自分の好きなようにグルーピングしていってください。
STEP5 締切の設定
グルーピングが終わったら次にすることは、タスク系の項目を処理していく順番と、いつまでにそれを終わらせるのかの締め切りを決めていきます。同時並行で進めていくことができるものもあれば、一つが解決すれば自ずと自動的に解決してしまう項目もあるでしょう。
タスク系以外の項目はそのままにしておきます。ここでポイントとなるのが書き出した「悩み」に対する処理です。
悩みの中には自分が動いて対応できるものもあれば、自分の力や努力だけではどうしようもできないものもありますよね。
こんな時は、自分がどういう行動を起こすのかだけを決めます。
例えば少し極端な例かもしれませんが、人間ドックを受けて癌の疑いがあると言われたとします。
これは、自分がどれだけ悩んでもどうにもなりませんよね。
悩んだから癌の可能性が消えるわけではありません。こういう場合は「もし癌だったら○○しよう」と決めてしまうわけです。
自分の力でどうしようもない悩みに対して「あーだ」「こーだ」と悩んでみても、その時間と労力が無駄になるだけです。
自分がどう対応するかをきっちりと決めて腹をくくってしまえば、案外悩みというものは薄くなっていくものなのです。
以上、ブレインダンプについて簡単ですがご紹介させていただきました。
不思議なもので、人間というものは頭の中にあるものを紙などに書き出すと、それだけで考えが纏まったり、悩みが無くなったり、解決策が浮かんできたりするものです。
また、書き出した悩みを客観的に見ると、「何でこんなことで悩んでいるんだろう?」と感じることもしばしばあります。
「頭の中でモヤモヤと考える」これが一番いけないことなんですよね。
まだ今年1年始まったばかりです。
是非このブレインダンプを使って、今のあなたの頭の中を整理整頓してみてください。今年一年の行動や思考が変わるかもしれませんよ。
本日の記事は以上となります。
それでは今年もどうぞよろしくお願いいたします。