本日は、最近気になったキャンペーンを2つご紹介します。
★コカ・コーラウィンターキャンペーン
来月はいよいよ年の瀬。
早くもクリスマスを意識したCMも流れ始めました。
12月は、忘年会やクリスマスパーティーもあり、人の交流が盛んになる時期です。
この時期はいつもより、プレゼントをしたり、もらったりという機会が増えますね。
プレゼントと言えば「リボン」
そんなリボンが実は、コーラのラベルでできていたらビックリしませんか?
コカ・コーラは、11月7日より、「オドロキを贈ろう」をテーマに、ラベルがリボンに早変わりする日本初上陸のリボンボトルを中心としたウィンターキャンペーンを開始しました。
うーん、よく考えつきましたね。
キャンペーン開始とともに、ラベルがリボンに変わるコカ・コーラを全国で発売しました。
作り方は、下記のサイトで確認できます。
http://www.cocacola.jp/ribbon/
また、作り方の動画は「Youtube」で見ることができます。
https://goo.gl/rHlNt8
「コカ・コーラ」製品が持つ、さわやかで気分を高揚させるおいしさと、「コカ・コーラ」リボンボトルならではの体験で、これまで以上にクリスマスシーズンに特別なひとときを提供するのがこのキャンペーンの目的だそうです。
今年もらうプレゼントのリボンには注目ですね。
ひょっとしたら、コーラのラベルでできているかもしれませんよ。
★JAR(日本中央競馬会)のインバウンド戦略
中国人の爆買いが落ち着くことで、大きな打撃を被っている企業が多くなってきています。
日本を訪れる中国人観光客らの「爆買い」需要を取り込むことで売り上げを伸ばしてきた、免税店大手のラオックスは、営業利益がなんと9割も減りました。
これは痛いですね。9割減ですから。
また、家電大手のヤマダ電機が満を持して始めた初の免税専門店「LABIアメニティー&TAX FREE(タックスフリー)新橋銀座口店」はわずか1年で頓挫してしまいました。
潮流は、「モノ消費」から「コト消費」へ確実にシフトしています。
この「コト消費」をチャンスと捉え、今まで外国人観光客がお客とはなりえなかった、あの日本中央競馬会(以降、JRAと表記)が中国人観光客をターゲットに「馬券」を「爆買い」してもらおうとしています。
中国にも競馬はあるものの、的中しても換金することはできません。
的中した馬券は「アイフォン」などの物と交換ができるだけです。
JRAでは昨年、中国人観光客に日本の競馬の楽しさを体験してもらおうと旅行会社とタイアップし、「中国人観光客を対象とした競馬観戦ツアー」を企画して、東京競馬場に中国人の中規模団体(377名)を招いています。
また、本年10月にも同じようなイベントを行いました。
一行は、競馬博物館で日本競馬の歴史を学んだり、乗馬体験などで楽しんだりしました。
JRAによると、郊外の大型商業施設においてある日本の競馬文化を紹介する外国語冊子は、飛ぶようになくなってしまうのだそうです。
また今月からは、東京競馬場に中国人専用の案内ブースを設け中国語で馬券の買い方を案内したり、ブログやツイッターで影響力のある中国人女性4人をKOL(キーオピニオンリーダー)と位置付け競馬イベントの様子を中国に向けて発信しています。
4人の女性のフォロワー数は、なんと157万人だそう。
その中でも「カクさん」のフォロワー数は20万人。
彼女がイベントの様子をブログに書くと、すぐに閲覧数は13000件を超えたそうです。
すごい拡散力ですね。
JRAの思惑通り、馬券を爆買いしてくれるかどうかは、KOLの4人の力が大きいようですね。
数年後には、場外馬券売り場や競馬場に行くと、中国人観光客が札束を積み上げ、馬券を購入している光景が見えるようになるかもしれません。