本日の記事は「コンテストを企業PRに利用してみませんか?」と題してお届けします。
コンテストは、企業の認知度向上、ブランディング強化、顧客とのエンゲージメント促進など、様々な効果が期待できる、企業PRに有効なツールです。
あなたも、第一生命が行っている「サラリーマン川柳」をご存じだと思います。これも、企業PRが目的のコンテストです。
さて、コンテストのパターンには、目的によって次の2つがあります。
1.商品・サービスの販売数や企業の認知度向上を図る
2.企業イメージやブランディング向上を図る
最近行われたコンテストの中から、それぞれの実例を一つづつご紹介します。
・商品・サービスの販売数や企業の認知度向上を図ることが目的のコンテスト
TECO-1GP(てこわんグランプリ)コンテスト開催日2024年5月
このコンテストは、お好み焼きチェーン「ゆかり」を展開する株式会社ゆかりが行ったコンテストで5月22日にグランドチャンピオン大会が開催されました。コンテストの内容はオリジナルのお好み焼きのレシピを考案してもらうものです。
優勝したレシピは、ゆかりの店舗全店で販売されます。また、5年間毎月、考案したお好み焼きの売上に応じた「印税」が支払われます。さらに、印税の最低保証は500万円で契約金は100万円というかなり太っ腹な内容となっています。
このコンテストはテレビを中心にメディアで大きく取り上げられましたので、優勝者に印税と契約金を支払っても十分に元が取れたのではないでしょうか。
グランプリに輝いたのは「なにわ背徳焼き」
健康志向・ダイエット志向の強い昨今の風潮の逆を行くようなお好み焼きとなっています。実際の写真をご覧になりたい方はリンクを貼っておきますのでご覧ください。
https://www.yukarichan.co.jp/2024teko1.html
いかがですか?
美味しそうですよね。個人的にお好み焼きは大好物なのでこの作品を是非食べてみたいと思います。レシピ考案系のコンテストは調味料メーカー、食材メーカーなどが比較的多く開催しているイメージがありますね。また、ハードルもそれほど高くないので開催しやすいのではないでしょうか?
・企業イメージやブランディング向上を図ることが目的のコンテスト
プログラミングコンテスト「ドコモ未来ラボ」コンテスト開催日2024年3月
このコンテストは株式会社NTTドコモが行ったコンテストです。内容は「未来の新発明」をテーマとして、全国の3歳から中学生までを対象にプログラミング作品を募集しました。応募総数はなんと1,195作品だそうです。
対象となった年齢層とコンテスト内容であるプログラミングということを勘案するとこの応募数は凄いですね。
グランプリに輝いたのは、阿部洸和さんの「AIトラックと空飛ぶ物流基地『スカイベース』」です。
審査員からは「2024年問題をいろいろな角度から考え、組み立てて解決策を導き出した着眼点・発想力がすごい」と評価されました。
作品概要は「トラック運転手の負担を軽減する、AIシステムとドローン物流基地」とのこと。
阿部さん曰く「ニュースで物流の2024年問題を知り、その問題を解決するためのAIトラックシステムと空飛ぶ物流基地を作りました。工夫した点は、人もモノもルートも最適化するために、生物の進化の仕組みを真似た遺伝的アルゴリズムを活用してみたことです。」
阿部さん凄い!!
将来どのようなものを開発してくれるかとても楽しみですね。
では以下に、コンテストを自社のPRに利用する具体的なメリットを5つご紹介します。
1. 認知度向上の促進
コンテストを開催することで、多くの人々に企業や商品・サービスを知ってもらう機会を作ることができます。特に、SNSを活用したコンテストであれば、拡散力が高く、より多くの人々にリーチすることができます。
2. ブランディングの強化
コンテストを通して、企業が掲げる理念や価値観を伝えることができます。また、参加者から寄せられた作品等をPR素材として活用することで、ブランドイメージを強化することができます。
3. 顧客とのエンゲージメントの促進
コンテストに参加することで、顧客が企業と深く関わる機会を作ることができます。また、入賞者特典を用意することで、顧客満足度を高めることもできます。
4. 優良な顧客獲得
コンテストを通して、潜在顧客を発掘することができます。また、入賞者には自社の商品・サービスを体験してもらうことで、購買意欲を高めることもできます。
5. 費用対効果の高いPR活動
コンテストは、比較的低コストで実施できるPR活動です。また、成果を測定しやすいというメリットもあります。
以上のように、コンテストは企業PRに様々なメリットをもたらすことができます。コンテストを企画する際には、ターゲット層や目的を明確にし、参加者にとって魅力的なテーマを設定することが重要です。また、SNSを絡めることで、拡散効果を高める工夫も必要でしょう。
本日の記事は以上となります。
お読みいただきありがとうございました。