日本の国民食と言えば「ラーメン」そして「カレー」ですね。
そのカレーですが、高齢世帯や共働き世帯の増加を背景に、パウチに入ったレトルトカレーの消費量が増えています。
反面、家庭などで調理するカレールーの消費は減少していて、2018年3月30日付の「日経MJ」によると2017年には、レトルトカレー市場の規模が初めてルー市場を抜きました。
私もレトルトカレーはよく食べます。
最近凝っているのがこのカレーです。
なんとカロリーが「100kcal」しかありません。
糖質とカロリーを気にしている私にはぴったりのレトルトカレーです(笑)
味もとても美味しいですよ。
カレーは食べたいけどカロリーが気になるという方にはお勧めです!
さて、このレトルトカレー界のレジェンドといえば、国民の誰もが知っていると言っても過言ではない「ボンカレー」です。
このパッケージ写真は誰もが一度は目にしているのではないでしょうか?
これと同じデザインの看板が、田舎の方のバス停や雑貨屋さんなどの壁によく貼ってありますよね。
目にしたことないですか?
実はこのボンカレー、誕生から50年たったんです。
凄いですよね。
淘汰の激しい食品業界において50年間も国民に愛され続けられるなんて。
ボンカレーを製造販売する大塚食品株式会社では、この50周年を記念して、ご結婚50周年を迎えたご夫婦と共に『西武 旅するレストラン 「52席の至福」で金婚式』を開催しました。
このイベントは「西武鉄道」とのコラボレーションで実現しました。
『西武 旅するレストラン「52席の至福」』をご存知ですか?
『西武 旅するレストラン「52席の至福」』とは、秩父と池袋または西武新宿を運行する電車の中で、食事を楽しむことができるサービスのことです。
このサービスに使用する電車は一般の電車とは違いますよ。
下記の写真を見てください。
【写真はボンカレー50周年記念サイトより http://boncurry.jp/anniversary/kinkonshiki-event/】
どうですか?
内装が豪華ですよね!
電車の内装・外装は、なんとあの2020年の東京オリンピックの新国立競技場の設計を手掛けた建築家の隈研吾氏が担当されています。
他にもビックネームがこの電車には関わっています。
- ロゴデザイン=古平正義(アートディレクター、グラフィックデザイナー)
- ネーミング=谷山雅計(コーピーライター)
- 車内メロディー=向谷実(作曲家)
そうそうたる面々です。
大塚食品が西武鉄道のこの電車とコラボした理由は、西武鉄道の秩父線開通も同じく50年だったことと、イメージカラーがボンカレーと同じ黄色だったことだそうです。
このイベントには、結婚50年を迎えたご夫婦とその家族3組が招待され車内で金婚式が開かれました。
車内では、フルート奏者の吉原りえさん、ヴィオラ奏者で東京都交響楽団に所属の林康夫さんの演奏もあり、式に華を添えました。
式では、お孫さんからの感謝の言葉があったり、旦那様から奥様への感謝の手紙の朗読もあり、出席した方の中には涙ぐむ方もいて感動の金婚式となったようです。
『西武 旅するレストラン 「52席の至福」で金婚式』に参加された方は一生忘れることのできない式になったのではないでしょうか?
こんな気持ちがホッコリするイベントを企画した大塚食品と西武鉄道には大きな拍手を捧げたいと思います。
では、次に最近気になったニュースを2つご紹介します。
■電通イージス・ネットワークが「世界の広告費成長率予測」を発表
株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」(本拠地:英国ロンドン市)は、世界59カ国・市場から収集したデータに基づき、世界の広告費成長率予測を取りまとめました。
これによると、2018年の成長率は3.6%、総広告費は5,895億ドルになる見通しです。
また、2018年には世界の総広告費に占めるデジタル広告費の割合は38.3%となり、初めてテレビ広告費(35.5%)を上回ることになるそうです。
とうとうテレビ広告がデジタル広告に抜かれるときが来ましたね。
費用対効果が計測しやすいデジタル広告は、企業にとっても扱いやすいので、今後もデジタル広告費の増加傾向は止まらないでしょうね。
■世界のブランド価値ランキング2018年度版が発表されました
イギリスのロンドンに本拠地を置く世界第1位の広告代理店グループ「WPP」の調査・コンサルティング業務を担うカンター・グループは、世界のブランド価値ランキング2018年度版を公開しました。
ベスト10は次の通りです。
1位=Google
2位=Apple
3位=amazon
4位=Microsoft
5位=Tencent
6位=facebook
7位=VISA
8位=McDonalds
9位=Alibaba.com
10位=AT&T
日本では、ソフトバンクグループのオーナーである孫正義氏が出資して有名になった、中国のアリババが初めてベスト10に入りました。
ブランド全体の総資産価値は、年間で前年比+21%となり、トップ100ブランドの総保有価値総額は4.4兆ドル。これは過去最大の成長幅だそうです。
ベスト10の構成を見てみると8位のマクドナルド及びVISA以外は全て、IT・テクノロジー関係の企業ですね。
ベスト100位に目を向けると中国企業の躍進が目につきます。5位と9位の企業も中国の企業です。
日本の企業では16位に「トヨタ」がランクインしていますがベスト10に1社も入っていないのは寂しい感じがしますね。