今週の月曜日、東京地方はかなりの積雪になりました。
電車などの公共機関でかなり混乱があったようです。
京王線の駅では入場制限も設けられ、駅が大混乱になりました。
あなたの通勤には影響はありませんでしたか?
さて、冒頭「京王線の駅では入場制限も設けられ駅が大混乱になりました。」と書きましたが、この様子が文章で書かれていてもあまり臨場感が湧かないのではないかと思います。
しかし、これを「京王線の駅では入場制限も設けられ駅が大混乱になりました。
この映像をご覧ください。」として、積雪の状況がわかる動画や、駅に人がごった返している動画を見せるとどうでしょうか?
反応はかなり変わると思います。
「おぉ~、結構大変そうだ!」と感じると思います。
当たり前ですが、「肉汁がしたたる美味しいステーキを食べた」
という文章を読むよりも、実際に肉汁がしたたり落ちている動画を見せられた方が「美味しそう!」と感じますよね。
一説によると、動画の表現力と活字による情報伝達力とを比較すると、その差は約5000倍とも言われているそうです。
SNSの出現により、誰でも無料で簡単に動画をアップできる環境になったため、多くの企業・団体が動画を使ったPR活動を行っています。
Facebook・ Twitter・Youtube・InstagramなどほとんどのSNSで動画利用は可能です。
動画を使ったPRは、上手く使うことができれば、爆発的な拡散力が期待できます。
しかし高額な費用をかけPR動画などを作成しても、なかなか思うような効果が得られないというケースの方も多いようです。
そこで今回はPR動画を上手く使い、大きな話題を呼んだ事例をご紹介します。
★温泉でシンクロナイズドスイミング
テレビでもかなり取り上げられたのでご存知の方も多いと思います。
これは、大分県が自県の温泉をPRするために作成した動画です(大分と言えば温泉の名所ですね)。
この動画は1月18日時点で「1,146,580」回再生されています。
100万回再生といえばかなりの数です。
この動画が成功したのは「温泉でシンクロ」という発想でしょう。
普通に温泉をPRする動画を作成するのであれば、温泉の周りにある風光明媚な景色、美女が温泉に入っているところ、美味しそうな食事、このような要素を盛り込んだ動画にしてしまいがちです。
このようなPR動画も、温泉地の魅力をわかりやすく伝えるという点ではいいかもしれませんが、動画を拡散させて再生回数を伸ばしたい場合は、当たり前すぎて効果はなかなか出ないでしょう。
動画の再生回数を伸ばすポイントは
- 面白い
- 驚く
- 意外性がある
これら3つの要素を満たしていることです。
これらが揃っている動画は、
「友達に見せてあげたい」
「あの人に教えてあげたい」
という気持ちが働きやすく、拡散してもらえる可能性も高くなります。
企業の担当者が動画を企画するときは、どうしても真面目な発想が先走りし、つまらないものができあがることになりがちです。
PR動画を企画する際には
- 面白い
- 驚く
- 意外性がある
この3つの要素を意識して取り組むことをお勧めします。
そして最後にこの動画を拡散させるための導火線に火をつけるフックが必要となります。
動画をYoutubeにアップしただけでは再生はされません。
その動画の存在を知ってもらう必要があるのです。
フックとしては
- Twitterでつぶやく
- Facebookでシェアしてもらう
- プレスリリースを流しマスコミに取り上げてもらう
このようなことが考えられます。
Youtube動画は、工夫次第で低コストで何十万、何百万の人にリーチできる可能性があるSNSです。
また単に動画を見せるだけではなく顧客リストを取得することもできますからぜひ研究してみてください。