消費者に何らかの情報を届けたいとしたとき、今、最も重要視しなくてはいけないのがスマートフォンですね。
外出時にスマートフォンを忘れたときのなんと落ち着かないことか(笑)
スマートフォン一つ持って外出すればまず困ることはありません。
スマートフォンでできることをほんの少し挙げてみましょう。
ニュースを読む・情報を仕入れる・ゲームを楽しむ・コミュニケーションをとる・写真や動画を撮影する・映画やテレビを見る・ショッピングをする・音楽を聴く・スケジュールを調整する・地図を見る・時刻表や乗り換えを調べる・支払いをする・振り込みをするetc
代表的なことをあげればこのような感じでしょうか。
「スマホって凄すぎる」自分で書いていてあらためて感じました。
さて、テレビ、雑誌、新聞、ラジオなどの既存のメディアは、まったく見ないし聞かないという人も増えている反面、スマホユーザーは急拡大し、マックスまで到達した感があります。
こうなると企業は、商品・サービスを売るため、ブランディングのために、嫌でもスマホ対策に乗り出さなくてはいけなくなります。
従来までは、スマートフォンを使った広告手法は、GoogleやYahoo!のリスティング広告、ニュースサイトへのインフィード広告が主でした。
しかし、最近は様々な手法が登場しています。
そこで本日は、数あるスマートフォンを利用した広告手法の中から注目の手法を2つご紹介します。
●Twitter動画広告
Twitterのタイムラインに動画の広告を出稿することができます。
Twitterは、昨年位から動画投稿機能を強化させています。
アプリから直接動画の投稿ができるようになりましたし、動画を外部サイトへ埋め込むこともできるようになりました。
今後、SNSマーケティングの一つとしてTwitter上で動画を活用する企業も増えてくるでしょう。
Twitterの特長は、なんと言ってもそのターゲティング機能にあります。
年齢、職業などの属性データでなく、ツイート内容やフォローしているアカウント等をもとに興味や関心を特定し、アプローチができるわけです。
また、Twitterならではの機能として「テレビターゲティング」というものがあります。
これは、設定したテレビ番組、またはテレビ局およびジャンルに分類されるテレビ番組に対して反応を示しているTwitterユーザーに対して広告を配信できるというものです。
画期的ですね!
テレビターゲティングが生まれたのは、Twitterユーザーの5人に4人がテレビを観ながらTwitterを利用し、そのうち75%がテレビ番組に関するツイートをしたことがあるという調査結果が背景にあります。
「テレビにCMを出したいけれども予算がない」という企業にとっても嬉しいサービスですね。
●mitayo.
マーケティング会社「トレンダーズ」がリリースしたスマートフォンに特化したニュース配信サービスです。
「スマートフォンの小さな画面でも商品情報を適切に届けつつ、消費者のエンゲージメントを高めたい。
さらにいえば、リーチもできるだけ広げたい」というクライアントからの要望が背景にあり、このサービスが登場したとのことです。
「mitayo.」の特徴は、画像に加え、3センテンスに情報を集約したテキスト文により、全文を読まない人にも適切にリーチできるフォーマットにあります。
mitayoの肝は「3センテンス」です。
既存のバナー広告では情報量が少ないため、消費者が自分にとって必要な情報なのかどうかが判断できない、この欠点を補う目的で3センテンスが生まれたそうです。
サービスリリースに先駆け、ハインツ日本株式会社様の新商品「ケチャップミニボトル」の商品特徴を訴求した3センテンスニュースを配信したところ30万PVの露出を達成し、記事に接触したユーザーに対して実施した調査結果によると、45.7%が商品の購入意向を示し、記事に接触していないユーザーの購入意向(25.9%)を19.8pt上回る結果となったそうです。
バナー広告やインフィード広告を見慣れた消費者にとっては、mitayoのサービスは新鮮に映るでしょう。
ただ、表示面積が大きいので、広告を嫌うユーザーの反応が今後どう出るのか気になるところではあります。
以上、今回は2つ注目の広告手法をご紹介しましたが、こういった新しい広告とPR(パブリシティ活動)を組み合わせた施策を実施することでよりよい効果が期待できますね。