「知って得する確率の知識」という本の中に、確率論を交えながら成功するためのポイントを解説した章があり、ここに書かれている内容が面白いので皆さんにご紹介します。
ここでいう成功の定義は「自分が成し遂げたいと思っていたことが実現したこと」です。
と言っても、決して胡散臭いものや怪しいものではありませんよ。
仕事面でもプライベートの面でもすごく参考になると思うので是非お読みください。
成功するためのポイントは次の3つしかありません。
1.目標を定めること
2.実行すること
3.失敗しても諦めないで続けること
「おいおい当たり前じゃないか」
こう感じるかもしれませんが、成功するためのポイントはこの3つしかありません。
いくら考えても、結局はこの3つに収斂されます。
的を射た真理ほど単純ということです。
では、それぞれのポイントについて解説しますね。
■目標を定めること
アメリカが人間を月に送り込むことができたのは、なんとしてもそうすると決めたからです。
まず決めないといけません。
「痩せたいな」ではなく「絶対に痩せる」と決めないと痩せません。
国家資格なんかもそうですね。
「今年か来年に受かればいいな」と思っている人はまず受かりません。
「絶対に今年受かるんだ」と強い決意を持っている人が受かります。
成功しない人の特徴は、やる前から「どうせ無理だろう」「難しいからなぁ」と心のどこかに「どうせ上手くいかない」という気持ちが潜んでいます。
成功するかどうかの違いは、それをやると決め、本気になって最後までやり遂げるかどうかの違いだけです。
ではなぜ、やる前から「どうせ上手くいかない」と考えてしまうのでしょうか?
それはどうすればいいかその具体的な方法がわからないからです。
しかし、これが「屋久島の縄文杉を見に行く」という目標だったらどうでしょうか?
大人であれば簡単にこの目標を達成できるでしょう。
具体的な方法がすぐに、あるいは少し調べれば簡単に分かるからです。
■実行すること
目標を定めたらそれを達成するための情報を収集します。
今はインターネットを使えばほとんどの情報を入手することができます。
情報を収集したら、目標に向かってできるところから実行していきます。
多くの人は、あらゆる条件がそろい準備が整ってから実行しようとします。
しかしこれではいけません。
あらゆる条件がそろうことは未来永劫ないからです。
赤ちゃんの”ハイハイ”のようなベイビーステップでいいので、まず始めることが一番重要です。
行動しないと成功する確率はいつまでたっても「0%」のままなのです。
行動すると成功する確率は1%、2%と増えていきます。
■失敗しても諦めないで続けること
成功するための最後のポイントは失敗しても諦めないで続けることです。
諦めた時点で成功する確率は0%になります。
要するに、成功した人は単に諦めないで努力し続けた人なのです。
その結果、成功したにすぎません。
成功するには継続することが一番重要です。
何度も書きますが、失敗しても諦めてはいけません。
次の数字を見てください。
成功確率が50%のことに、5回チャレンジした場合、成功する確率は97%。
成功確率が30%のことに、5回チャレンジした場合、成功する確率は83%。
では、成功する確率が1%の場合はどうでしょうか?
この場合、450回チャレンジすれば成功する確率は、99%にもなります。
※詳しい計算式は省略します。
ケンタッキーフライドチキンの創始者のカーネルサンダース氏が、自らが考案したフライドチキンの製法とフランチャイズ方式を売り込んだ際に1005回断られ、1006回目に成功した話は有名です。
またエジソンは電球を開発するのに1万回もの失敗をしています。
いかがでしたか?
よく「失敗したらいやだな」という人がいますが、失敗はチャレンジした証なのです。成功者は誰よりも多く失敗しています。
なぜなら人よりも多くチャレンジしているからです。
ここに書いたことがあなたの目標達成にお役に立てば嬉しいです。
※成功するための3つのポイント 参考書籍
「知って得する確率の知識/野口哲典著」
ソフトバンククリエイティブ刊