広報・PR業務に就いている人は、他の業務に就いている人よりも大勢の人前で話す機会が多いと思います。
しかし、「自分はあがり症で、人前で話すのはどうも苦手で。。。」
という方も多いのではないでしょうか?
「日本人の実に95%は人前で話すのが苦手」という報告もあります。
私も32歳くらいまでは人前で話すのが苦手でした。
人前に出ると心臓がバクバクして、膝が震えるようなときもよくありました。
しかし、33歳の時、社内のQC大会のメンバーに選ばれてしまい3000人ほどの人前で話さなくてはいけない羽目になってしまったのです。
(QC大会とは、仕事の改善度合いを競い合う大会のこと)
このことが決まったとき、本当に日々が憂鬱で仕方ありませんでした。
食事の時も、ご飯の塊がまるで小麦粉の塊を飲んでいるような感じで喉が苦しいんです。
しかし、これは仕事。やるしかありません。
このとき、何かの本で
「恐怖から逃げると恐怖は追ってくる、恐怖に立ち向かうことで恐怖は消える」
という言葉を読みました。
「よし、なんとかやってみよう!」と決意したのです。
人前で上手に話すためのノウハウ本をたくさん読み、数多くのセミナーなどにも参加しました。
その中から効果があったと感じたものをここでご紹介します。
(※絶対に保証できるものではありません。人によって効果は違うと思います)
●腹式呼吸を身に付ける
普段私たちは胸式呼吸をしています。
そこで、腹式呼吸を意識して行うようにします。
腹式呼吸は自律神経を整える効果がありますので体調も良くなりますよ。
Youtubeで「腹式呼吸」と検索すればたくさんの動画がアップされていますのでご自身で一番わかりやすいものを選んでください。
実際に人前で話す10分くらい前に3分ほど腹式呼吸を行います。
不思議と精神が落ち着いてきます。
●失敗しても死ぬわけではないと思う。
人前でうまく話せなかったからと言って「殺されるわけではありません」「まぁうまくいかなくても死なないし」と気楽に思いましょう。
●いきなり話しださない
話し出す前に、自分の目の前にいる人を左から右にゆっくりと見渡しましょう。
見渡した後、顔を中心に向けたら自信がある態度(虚勢でもいいので)でゆっくりと話し出します。
●早口で話さない
1分間に300文字位話すスピードで話します。
このスピードを意識すると気持ちが落ち着きますし、聴いている方も聞きやすいです。
●自分がスピーチしているところを録画して観る
自宅でスマホなどを使い自分が話しているところを撮影し、その動画をチェックします。
自分が話しているところを客観的に見ることで「あ、結構普通に話しているんだ」と感じます(そうでないこともあるでしょうけど)
自分が話しているところを俯瞰してその画像イメージを覚えていると不思議と本番での緊張感が和らぎます。
●イメージトレーニングを行う
人前に出てから話し出し終わるまでの一連の流れをリアルにイメージします。
「リアルに」というのがポイントです。もちろんイメージはスピーチが上手くいっているところです。
私はこの6つの方法を実践することで3000人の前でのスピーチをうまくこなすことができました。
人前で自信をもってスピーチできるスキルは、ビジネススキルの中でもとても重要なスキルの一つです。
身に付けておいて絶対に損はないので、人前で話す機会があれば今日のメルマガを是非参考にしてくださいね。
Anetyでは経営者層に向けたプレゼントレーニングも実施しております。
また海外や外国企業に対する英語プレゼン力強化にも対応するため、英語プレゼントレーニングのプログラムも用意しています。
詳しくはHPをご確認ください。