東京オリンピックの開催までいよいよあと約1年と迫ってきました。
皆さんは観戦チケットの申し込みはされましたか?
聞くところによると、申し込み方法が複雑で、また、なかなかインターネットの申し込み画面に繋がらなかったという話も聞いています。
皆さん結構、大変な思いをしてチケットを申し込んでいるようです。
さて、そんなオリンピックの表彰台を、プラスチックごみを再利用して製造する計画があります。
2020東京五輪・パラリンピックでは「持続可能性」を大きなテーマにしています。
コンセプトは「Be better, together」(より良い未来へ共に進もう)です。
【画像は2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会のサイトより】
東京大会はこれまで、入賞メダルを都市鉱山の再利用から製造。選手村のビレッジプラザを63自治体の木材から建設し、聖火リレートーチも被災地の仮設住宅で使われたアルミサッシから造るなど、持続可能な社会実現に向けた計画を打ち出してきました。
森会長は「金属、木材、最後にプラスチックが加わることで持続可能性の取り組みで、最後のピースを埋めることができる」と語りました。
表彰台の材料となるプラスチックごみは、19日から全国のスーパーで回収ボックスを設けて集めて、約100セットの表彰台製造を目指すとのこと。
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は、この計画を今月末に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)でPRするそうです。
プラごみによる海洋汚染はG20の主要議題と位置付けられており、組織委は展示ブースを設けて啓発を図るとのこと。
今、プラスチックごみは本当に本当に世界的な問題となっていますよね。
海はすでに1億6500万トンものプラスチックで埋め尽くされていて、それはギザの大ピラミッド25個分の重さに相当するそうです。
エレン・マッカーサー財団が世界経済フォーラムと協力し作成した調査書によると、2050年までに、海中のプラスチックの重量は魚の重量を超えると予測されています。
これって想像するとちょっとすごいことですよね。
世界中の海がプラスチックに追われてしまう日が、あと30年後にやってきてしまうということです。
また、世界各地でプラスチックゴミが大量に胃袋に入り、死んでしまった「くじら」などの映像が放映されているのを観ると、私たちもプラスチックごみに関して無関心でいることはもうできないなと感じています。
世界中の注目が集まるオリンピックで使われる表彰台が、プラスチックを再利用した素材で製造されたことをPRするのは、世界の海洋環境を考えた時、とても意義のあることだと思います。
これを機に、世界中でプラスチックの生産量が減り、そしてプラスチックの再利用がますます加速していけばいいですね。
聖火ランナー募集PR
続いての記事もオリンピックに関連するものです。
オリンピック公式スポンサーの企業の1つである『日本コカ・コーラ』は6月17日から、他に先駆けて『聖火ランナー』の募集を開始しました。
聖火ランナーと言えば、何か特別な人だけしか走れないように思っていませんでしたか?
実はこの聖火ランナーは、誰でもなることができます。そしてなんと約1万人もの人が選ばれるそうです。
聖火ランナーの応募枠には、主にスポンサー企業枠と都道府県枠があります。
スポンサー企業枠では6月17日に日本コカ・コーラが募集を開始しました。24日からはトヨタ自動車、日本生命、NTTも募集を始めますよ。そして7月1日からは、各都道府県での公募もスタートします。
申し込めるチャンスはこれら4社と都道府県にそれぞれ1回ずつの計5回です。
具体的な申込み方法は次のようになります。
【画像は日本コカ・コーラ株式会社のサイトより】
コカ・コーラの場合では、『Coke ON』というスマホ用アプリが必要となります。
App store、 Google Playで入手することが出来ます。
Coke ONを使ってコカ・コーラの対象商品についている『オリンピック応援マーク』をスキャンするか、Coke ONに対応した自動販売機で対象商品を買うことで手に入る『オリンピック応援ポイント』を獲得する必要があります。
応募に必要なのは1ポイントということです。
ポイントを獲得できたらCoke ON内の応募フォームに氏名、生年月日、メールアドレス、走りたい都道府県、200字程度で自己PRや応募動機を記入して応募します。
『プレ選考』⇒『本選考』へと進んでいき、最終的には『組織委員会の選考』を経て聖火ランナーの当選者が決まるそうです。
聖火ランナーになれたら一生の思い出になるでしょうね。
応募してみようかなと少し思ってます(笑)