こんにちは、アネティブログ編集部の加川です。
今日は、「ひょうたんから駒とハッシュタグを使ったCSR活動事例」をご紹介しますね。
ひょうたんから駒的なプロモーション
突然ですが、あなたは「日清どん兵衛」をご存知ですよね?
最近では、星野源さんと吉岡里帆さんが共演しているCMが話題です。
最近のCMを観たことがない方のためにCM動画を貼っておきますね。
男性陣は狐のミミを付けた吉岡里帆さんの可愛さに目尻をさげているのではないでしょうか?
さて、この「どん兵衛」を食べるとき、お湯を入れてから何分待つかご存知ですか?
3分じゃないですよ。
答えは5分です。
ちょっと長めですね。
じゃあ、5分以上、そうですね、10分位そのままにしていたらどうでしょう?
「そりゃ、麺がのびのびになって美味しくないよ」
って思うでしょう?
自分もそう思いました。
たまーにカップラーメン作っているとき、スマホとかに熱中していて、3分でいいのに5分位経ってしまった麺を食べたことがありますが、まぁそのまずさといったらないですね。
ちなみに10分たった麺は次のような感じなるそうです。
画像は「ねとらぼ」から転載
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1511/17/news080.html
しかし、「10分たって麺がふにゃふにゃになってから食べたほうが美味しいぞ」という噂がSNS上で流れ、一部で話題になっていたところにタレントの「マキタスポーツさん」がラジオ番組「東京ポッド許可局」でそのことを紹介し、一気に広まったようです。
このことを日清食品はPRに活用しました。
同社のホームページで日清食品が「10分どん兵衛」のおいしさを知らなかったことをお詫びしたのです。
お詫び分が次の画像です。
そして、話題の火元であるタレントのマキタスポーツさんと「どん兵衛」のブランドマネージャーが対談を行いました。
画像は日清食品サイト http://www.donbei.jp/10min/ から転載
このPR企画は、そのあとすぐに行った別プロモーション「どんばれ ぼっちクリスマス」と共に同商品の販売増に大きく貢献。
企画実施後の2016年1月及び2月の売上は、前年同月比150%アップ。
15年度、16年度と2年連続で過去最高の売上高となりました。
まさしく「ひょうたんから駒」的なプロモーションとなったわけです。
ハッシュタグを使った社会貢献
次にご紹介するのは、心が気持ちよくなるあるハッシュタグを使った企業のCSR事例です。
インスタグラムで使われるハッシュタグには実に多くの種類がありますが、その中でも世界中の人に自分の投稿を見てほしい時に使われる人気のハッシュタグがあります。
ちなみに世界中で一番使われているハッシュタグをご存知ですか?
答えは「#love」です。
愛は世界共通ですからね。
また「#instafood」も多く使われます。
これは美味しい食事の写真を投稿するときに世界中で使われているハッシュタグです。
このハッシュタグを使い、食糧難で栄養失調に陥っている子供達に食事を届けるプロジェクトを実行した会社があります。
その会社は、インドの家電メーカー「Godrej Appliances」です。
なんと、インドでは4人に1人の子供が栄養失調状態だそうです。
また、インドには1600万人ものインスタグラム利用者がいるそう。
そしてその中の多くの人が日々食べる美味しそうな食事の写真をハッシュタグ「#instafood」を付けてインスタグラムに投稿しています。
インド全体で見ると、1日に投稿される「#instafood」の写真は数千枚にもなるそうです。
同社はこの流行に刮目しました。
同社では「#instafood」の写真を投稿する際に、同社のインスタグラムアカウント「@GodrejMicrowaveOvens」をタグ付けして投稿するよう人々に呼びかけ、1つの投稿について、食糧難にあえぐ子供達に「1回分の食事を提供する」という施策を実行しました。
結果、この施策は様々なメディアに取り上げられることになり、最終的に1,600人を超える子供たちに食事の提供が行われたそうです。
このプロジェクト、ナイスなアイディアですね。
ハッシュタグの大きな可能性を感じさせてくれます。