ふるさと納税が大ブームです。
私もふるさと納税を行っていますが、「こんなに貰っていいの?」と思うくらいに納税(実際は寄付)に対する地方自治体からの返礼品は豪華です。
私は、主に「肉」「野菜」を選択していますが、その自治体の農家さんの自慢の品だけあって、東京のスーパーで売られているものとは一線を画しているように感じます。
肉も野菜もとにかく美味しいです。本当に!
子供の時食べた野菜の味がします。
肉も旨味がしっかりとあります。最近「しゃぶしゃぶ用の肉」を返礼品でいただいたので食べてみたのですが、その美味しさには感動しました。
高級なしゃぶしゃぶの店で食べるよりもズーッと美味しかったんです。
どうですか。興味が湧きました?
「ふるさと納税」の返礼品に興味を持った方は次のサイトで返礼品の検索ができますよ。
「ふるなび」https://goo.gl/bKuEeQ
さて、今日はふるさと納税のお話ではなくて、ユニークな地方自治体のPR動画のご紹介なんです。
「ふるさと納税制度による寄付金を多く集めたい」「移住者を増やしたい」このようなニーズを持っている地方自治体は、今やそのPRに必死です。そもそも存在自体を知ってもらわないことにはどうにもなりませんから。
アピールの方法として最近多くの自治体が取り組んでいるのが動画です。
YouTubeのおかげで動画を使ったPRが簡単にできるようになりました。
また、高価なカメラを使用しなくてもiPhoneだけでもクオリティの高い動画が撮影できます。
動画でのPRは本当に身近で手軽なものになりました。
では、最近私が「面白い!」と感じた自治体のPR動画を2つご紹介します。
■鹿児島県鹿児島市
鹿児島市が作成したのが「維新dancin’鹿児島市」というPR動画。
鹿児島市は今、NHKの大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」で注目を集めています。
【写真はNHKのWebより https://www.nhk.or.jp/segodon/ 】
同市では、様々な魅力をPRするため、数々の全国大会でそのユニークな演技が高く評価されている鹿児島実業高等学校男子新体操部の部員が西郷どんに扮し、華麗なダンスで桜島や仙巌園、温泉、黒豚しゃぶしゃぶ、白くまなど鹿児島市の多彩なみどころやグルメを紹介しています。
【写真は鹿児島市の特設サイトより https://segodonmoshiranai.jp/ 】
動画のコンセプトは「西郷どんも知らない!?」。
男子部員扮する西郷どんが、明治維新の1868年から2018年にタイムスリップする場面から始まります。
実物は違うとも言われている自身の銅像に、「本物見ないでつくったの?」と驚き、現在も残る生れ育った場所を懐かしんだり、大きな観覧車を見て「こんな鹿児島見たことない」とびっくり仰天の西郷どん。ウォーターフロントやグルメなど西郷どんはもちろん、多くの方もきっと知らない鹿児島市を西郷どん扮する男子部員が華麗なダンスで巡ります。今、改めて注目される鹿児島市の新しい魅力をコミカルに踊っています。
実際の動画を下記に貼っておきます。とても面白いので是非観てください。
私も鹿児島は何回か行きましたがとてもいいところです。食事は美味しいし、景色も綺麗です。このPR動画を観て多くの人が鹿児島のファンになってくれればいいなぁと感じています。
■長野県小諸市
地方自治体の場合、民間企業に比べて「PR動画の制作予算が少ない」という場合が多いようです。
PR動画をつくる場合、一般的には数百万円から数千万円必要というのが一般的な認識のようです。
しかし、しかし、信じられないような低価格でPR動画を制作してしかもPR効果をあげている自治体があります。
それは「長野県小諸市」です。
その小諸市のPR動画が1月16日、テレビCMマーケティング会社「テムズ」(鷹野義昭社長、東京)が主宰する「ぐろーかるCM大賞」特別賞の一部門であるコスパ賞に選ばれ、県庁で表彰式が行わました。
このPR動画のおかげで、小諸市へのふるさと納税の額は7倍になったそうです。
【産経ニュースサイトより http://www.sankei.com/politics/photos/180117/plt1801170022-p1.html 】
受賞した動画は、「小諸がアツ・イー!」のタイトルがついた3部シリーズ。同市のコメなどの特産品をPRしています。
この動画には特にタレントさんや有名スポーツ選手は一切登場しません。小泉俊博市長自ら出演して奮闘しています。
その制作費の総額は、「10,040円」です。にも関わらず、Youtubeの再生総回数は4万5千回を超えるヒット作となりました。
3作目の動画「狙われた給食」にいたっては、制作費なんと、たったの「216円」です。
216万円ではありません。216円です。製作費はマスク代だけだそうです(笑)
動画3つ分を次に紹介しておきます。内容は失礼かもしれませんが、くだらなさすぎて笑えます。市長さんの奮闘に拍手です!
●小諸市PR動画第1弾 小諸がアツ・イー!本篇
●小諸市PR動画第2弾 小諸がアツ・イー!ふるさと市民篇
小諸市PR動画第3弾 小諸がアツ・イー!狙われた給食篇
いかがでしたか?
予算をかけなくても、アイディア次第で話題を呼べるPR動画は作れるということですね。
「PR動画を作りたいけど予算がないからなぁ」と嘆く前に、「予算はないけどどうしたら面白いPR動画が作れるかな」と発想を転換することも大事ですね。