今日は、「日々行う行動の優先順位の決め方」について書きます。
参考にしてみてください。
これからお話しすることは
世界で3000万部も売れた超ベストセラーである「7つの習慣」の著者である、「スティーブン・R・コビィー博士」(※以下コビィー博士と表記)が提唱する「緊急でないが重要な事こと」に使う時間を増やすことが「実り多い人生を作る」ということについてです。
よく次のようなことで悩んではいませんか?
「仕事もプライベートもやることがたくさんあって、どれから手を付ければいいものか・・・」
私たちは、次から次へとこなしていかなくてはいけない「事柄」をスケジュール帳に書き込み、その全てを消化しようとします。
しかし、スケジュール重視であれば、大事な作業であっても「時間がきたらタイムアップ」となり、重要な事柄が適当に済まされてしまうことがあります。
また逆に、スケジュールに空白があるとその時間をだらだらと過ごしてしまい、時間を無駄にしてしまうことがあります。
そもそも「時間を管理する」「予定をスケジュールどおりに管理する」というのはできないものなのです。
大切なことは、「最優先事項を優先する」という行動の順序です。
そこで行動の順序を考えるには、人間の活動を重要度・緊急度で分類した4つの領域で整理するのがいいというのがコビィー博士の持論です。
その4つの領域というのは次のとおりです。
■ 第一領域
緊急で重要な事(減らす)
・締め切りのある仕事
・大事な人との急な約束
・病気や災害
■ 第二領域
緊急でないが重要な事(増やす)
・人間関係作り
・仕事や勉強の準備や計画
・健康維持や自己啓発
■ 第三領域
緊急だが重要ではないこと(減らす)
・日々の電話や会議、報告書
・重要ではないメールへの返信
・突然の来客対応
■ 第四領域
緊急でも重要でもないこと(減らす)
・待ち時間
・テレビを見たりやゲームをすること
・だらだらとスマホを見ること
ほとんどの人は「第一領域」「第三領域」に時間を使い、忙しい日々を送っているでしょう。
しかし、これでは人生を実り多いものにすることはできません。
よーく考えてみれば当然ですね。
コビィー博士は、実り多い人生を送りたいなら「第二領域」に集中することが重要だと説いています。
第二領域を増やすには、第三領域、第四領域を減らすことです。
緊急性が高い第三領域を減らすことはなかなか難しいですが、コツは自分の中の第二領域を、日々しっかりと意識して暮らすことです。
軸をブラさないという強い決心を常に意識するということです。
人生はあっという間に過ぎていきます。
「自分の人生は忙しいだけの人生だった」
「好きな事、考えていたことはあまりできなかった」
「このような人生で本当によかったのだろうか」
このような後悔をしないためには
「第二領域を意識した行動順序がどうしたらとれるのか」
このことを考えてみるのもいいと思います。
また、「7つの習慣」には、第二領域を増やすためのスケジュールの組み方も記載されているので、読んでみるのもいいですね。
ブックオフに行けば数百円で売っていますから。
繰り返しますが、「緊急でないが重要な事を増やす」というのは本当に大切ですよ!
人生や仕事で大きな成果を得ている人の多くは、このことを意識的にまたは無意識的に行っているのだと思います。